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スライディングウィンドウとは?すらいでぃんぐうぃんどう

スライディングウィンドウとは、確認応答を待たずに送り出せるデータ量を「窓」として管理し、応答が届いた分だけ窓の左端を進めて新しい送信枠を得るTCPのフロー制御。窓の大きさは受信側が応答パケットで通知するため、送信側は受信側が捌ける範囲内で、往復遅延を待たずに次のセグメントを流し続けられる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

ネットワークスペシャリスト試験の過去問では2問の解説で触れられています(2017年度〜2019年度)。

ネットワークスペシャリスト試験の頻出用語/午前II

別名:ウィンドウ制御

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背景

1セグメントごとに応答を待つ方式では、往復遅延が大きい経路ほど回線が空いたまま待つ時間が支配的になり、帯域を太くしても速度が伸びない。窓という単位でまとめて送れるようにすると、送信側は応答が戻ってくるあいだも回線を埋め続けられる。同時に、窓の上限を受信側に決めさせることで、速い送信側が遅い受信側のバッファを溢れさせる事故も防いでいる。

具体例

衛星回線やリージョン間の長距離転送のように往復遅延が大きい経路では、窓が上限に張り付いて速度が頭打ちになる。RFC 7323のウィンドウスケールオプションで窓を最大1Gバイトまで拡張でき、Linuxカーネルがtcp_window_scalingを既定で有効にしているのはこのためである。

試験での引っ掛け

受信側が広告する受信可能量(rwnd)と、送信側が輻輳制御で持つ輻輳ウィンドウ(cwnd)は別物で、実際に送り出せる量は小さいほうで決まる。スループットが伸びない原因を受信側のバッファだけで説明しようとすると、輻輳側が効いているときに切り分けを外す。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 2問の解説で触れられる(2017年度〜2019年度)
  • 分野:午前II
  • 受信側が広告する受信可能量(rwnd)と、送信側が輻輳制御で持つ輻輳ウィンドウ(cwnd)は別物で、実際に送り出せる量は小さいほうで決まる。