バーチャルホスト(名前ベース/IPベース)とは?ばーちゃるほすと
バーチャルホスト(名前ベース/IPベース)とは、1台のWebサーバで複数のサイトを提供する仕組み。リクエストのHostヘッダを見て振り分けるのが名前ベース、サイトごとに別のIPアドレスを割り当てるのがIPベースである。名前ベースはアドレスを節約できるが、HTTPSではハンドシェイクの段階で名前を渡すTLS拡張が必要になる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
HTTP/1.0にはHostヘッダがなく、1つのアドレスに1つのサイトしか置けなかった。IPv4アドレスが貴重になり、サーバの集約も求められたことから、HTTP/1.1で名前による振り分けが前提になった。ところがTLSは相手の名前を知る前に証明書を送る順序のため、名前ベースと暗号化は本来かみ合わず、名前を先に伝える拡張を足して解決している。
具体例
社内の複数の業務サイトを1台へ集約するとき、名前ベースにすればグローバルアドレスもファイアウォールの公開設定も1つで済む。ただし証明書はサイトごとに要り、拡張に対応しない古い機器や検証用の道具からは、既定のサイトの証明書が返ってくる。
試験での引っ掛け
IPアドレスを直接指定した動作確認では意図した画面が出ないため、「同じアドレスなのに別サイトが出るのはおかしい」と判断すると切り分けを誤る。振り分けの根拠は名前であり、hostsファイルの書換えや検証用ヘッダで再現できる。前段にリバースプロキシを置く場合は、Hostを転送しないと振り分けが壊れる。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(IPA)解説で登場
DNSでのホスト名とIPアドレスの対応付けに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることも、複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることもできる。
要点:DNSのホスト名とIPアドレスの対応は多対多に設定できる
DNSではホスト名とIPアドレスの対応は多対多に設定できる。1つのホスト名に複数のAレコードを登録すれば負荷分散(DNSラウンドロビン)ができ、逆に複数のホスト名に同じIPアドレスを割り当てれば1台のサーバで複数サイトを運用できる(バーチャルホスト)。したがって対応は1対1に限られない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。