構成管理とは?こうせいかんり
構成管理とは、サービスを成り立たせている要素を構成品目(CI:Configuration Item)として1件ずつ識別し、その属性と相互の関係を記録して最新の状態に保つ活動。記録先の台帳を構成管理データベース(CMDB)と呼ぶ。
最終更新:2026-10-07
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台帳が古いと、機器を1台止めたときに何が巻き添えになるかを誰も答えられず、変更の可否も障害の原因追跡も勘に頼ることになる。構成管理はそれ自体で価値を生むというより、変更管理やインシデント管理へ判断材料を供給する土台として置かれる。午前Iではこの「支える側」という位置づけが問われる。
具体例
実装ではServiceNowやRedmineのような管理ツールへサーバ・ミドルウェア・回線・契約を登録し、どのサービスがどの機器に依存するかを線で結ぶ。停止申請が来たらその線をたどって影響先を洗い出す。
試験での引っ掛け
担うのは識別・記録・検証であって、変更を承認して実施するのは変更管理、本番へ展開するのはリリース管理。「構成管理が変更そのものを実施する」型の選択肢は誤りになる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問20(IPA)
ITサービスマネジメントのプロセスの一つである構成管理を導入することによって得られるメリットはどれか。
正解:構成品目の情報を正確に把握することによって,他のプロセスの確実な実施を支援できる。
要点:構成管理は正確なCMDBで他プロセスの判断を支える基盤
構成管理は、ハードウェア・ソフトウェア・文書などの構成品目とその関係を構成管理データベースで正確に把握するプロセスである。変更管理やインシデント管理は、影響範囲や関連機器を調べるためにこの情報を利用する。したがって他プロセスの土台として確実な実施を支える点がメリットになる。
出典:平成30年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問20(IPA)
JIS Q 20000-2:2013(サービスマネジメントシステムの適用の手引)によれば、構成管理プロセスの活動として、適切なものはどれか。
正解:構成品目の特定、管理、記録、追跡、報告及び検証、並びにCMDBでのCI情報の管理
要点:構成管理はCIの特定・記録・追跡とCMDBの維持
構成管理プロセスは、サービス提供に必要な構成品目(CI)を特定して定義し、その情報を記録・管理し、変更を追跡し、報告と検証を行い、CMDB(構成管理データベース)でCI情報を維持する活動である。他の管理プロセスに正確な構成情報を提供する土台となる。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 2. サービスマネジメントシステムの計画及び運用 > (5) 構成管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。