プロジェクトマネジメントとは?ぷろじぇくとまねじめんと
プロジェクトマネジメントとは、有期で独自の成果物を生む活動を、スコープ・時間・コスト・品質などの目標を満たすように統合的に管理すること。立ち上げ・計画・実行・監視コントロール・終結という5つのプロセス群に整理され、体系の拠り所としてJIS Q 21500やPMBOKが参照される。
最終更新:2026-10-07
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定常業務は同じ手順を繰り返すことで品質が安定するが、プロジェクトは毎回条件が違い、前例の踏襲では期限も予算も守れない。担当者の勘と経験に依存していた進め方を、誰が引き継いでも回る手順として体系化したのがプロジェクトマネジメントで、PMIがPMBOKとして、ISOがISO 21500(国内はJIS Q 21500)として整理した。午前I(科目A-1)ではPM区分以外の受験者も解くため、用語がどのプロセス群に属するかを問う形が中心になる。
具体例
プロジェクト憲章はプロジェクトを正式に認可しプロジェクトマネージャに権限を与える文書で、立ち上げのプロセス群に属する。スコープ定義やWBS作成は計画、EVMによる差異分析は監視コントロール、成果物の引渡しと教訓の記録は終結にあたる。Microsoft ProjectやBacklogはこの流れを支援するツール。
試験での引っ掛け
憲章作成は「立ち上げ」、スコープ定義やWBS作成は「計画」で、プロセス群の所属を入れ替えた選択肢が定番。またプロセス群は工程(フェーズ)そのものではなく、各フェーズの中で繰り返し現れる管理の型である点も取り違えやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問19(IPA)
PMBOKガイド 第5版によれば,定量的リスク分析で実施することはどれか。
正解:特定したリスクがプロジェクト目標全体に与える影響を数量的に分析する。
要点:定性的は優先順位付け、定量的は目標への影響を数値評価
定量的リスク分析は、定性的分析で絞り込んだリスクについて、発生確率と影響度を数値化してプロジェクト目標全体への影響を数量的に評価する工程である。期待金額価値分析やモンテカルロシミュレーションなどを用いる。優先順位付けは定性的リスク分析、洗い出しはリスク特定、対応策の立案はリスク対応計画である。
出典:平成30年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問18(IPA)
プロジェクトマネジメントにおけるスコープコントロールの活動はどれか。
正解:連携する計画であった外部システムのリリースが延期になったので、この外部システムとの連携に関わる作業は別プロジェクトで実施することにした。
要点:スコープコントロールは成果物・作業の範囲の変更を管理する
スコープコントロールは、プロジェクトの成果物と作業の範囲(スコープ)の状態を監視し、変更が必要になったときにスコープのベースラインへの変更を管理する活動である。外部システムのリリース延期を受けて連携作業を本プロジェクトの範囲から外し、別プロジェクトへ移すのは、まさに作業範囲の変更を管理する行為である。
出典:令和元年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問18(IPA)
PMBOKガイド第6版によれば、プロジェクト・マネジャー、プログラム・マネジャー、ポートフォリオ・マネジャー、プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)は、そ…
正解:プロジェクトに関連するガバナンス・プロセスを標準化し、資源、方法論、ツール及び技法の共有を促進する。
要点:PMOは標準化と共有によりプロジェクトを支援する組織
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)は、組織内のプロジェクトマネジメントを支援する組織体である。ガバナンスのプロセスや手順、テンプレートを標準化し、方法論・ツール・技法や資源を組織横断で共有できるようにして、各プロジェクトの品質と効率を高める役割を担う。
出典:令和2年度 10月試験 高度試験 午前Ⅰ 問18(IPA)
プロジェクトマネジメントにおいてパフォーマンス測定に使用するEVMの管理対象の組みはどれか。
正解:コスト、スケジュール
要点:EVMは出来高を金額換算しコストとスケジュールを同時に管理する
EVM(アーンドバリューマネジメント)は、出来高(EV)を金額に換算し、計画値(PV)および実コスト(AC)と比較することで進捗とコストを同一の尺度で評価する手法である。EV-PVでスケジュール差異、EV-ACでコスト差異が求まる。したがって管理対象はスケジュールとコストの2つである。
出典・参考
公式シラバスの5 プロジェクトマネジメント > 1. プロジェクトマネジメント > (1) プロジェクト,及びプロジェクトマネジメントの目的と考え方に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。