EVMとは?
EVMとは、出来高を金額に換算して、コストとスケジュールの両方を同じ尺度で評価する手法。PV(計画価値)、EV(出来高)、AC(実コスト)を用い、CV=EV−AC、SV=EV−PV、CPI=EV/AC、SPI=EV/PVで状況を判断する。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では5回出題されています(2017年度〜2025年度)。
いーぶいえむ
EVMの意味
出来高を金額に換算して、コストとスケジュールの両方を同じ尺度で評価する手法。PV(計画価値)、EV(出来高)、AC(実コスト)を用い、CV=EV−AC、SV=EV−PV、CPI=EV/AC、SPI=EV/PVで状況を判断する。
EVMの具体例
完成時総コスト見積りEACは、現在のコスト効率が続くと仮定すればEAC=BAC/CPIで求める。
EVMは試験でどう引っ掛けられる?
EV<AC<PVという関係は「コスト超過かつ進捗遅れ」。CPI<1はコスト超過、SPI>1は進捗が先行。TCPI>1は残りをより高い効率で進める必要があることを意味する。
EVMと関連する用語
EVMが出た過去問
プロジェクト管理においてパフォーマンス測定に使用するEVMの管理対象の組みはどれか。
正解:コスト、スケジュール
要点:EVMは出来高を金額換算しコストとスケジュールを同時評価
EVM(アーンドバリューマネジメント)は、出来高(EV)を計画値(PV)や実コスト(AC)と比較して進捗と支出を同じ金額の尺度で評価する手法である。スケジュール差異とコスト差異の両方を同時に把握できる点が特徴となる。品質やリスクを直接測る手法ではない。
出典:平成29年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)ある組織では、プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。期間10日間のプロジェクトの、5日目の終了時点の状況は表のとお…
正解:150
要点:EAC=BAC÷CPI。CPI=EV÷ACで現在のコスト効率を測る
コスト効率指数CPIはEV÷AC=40÷60=2/3である。このコスト効率が今後も続くと仮定する場合、完成時総コスト見積りEACはBAC÷CPIで求める。100÷(2/3)=150万円となる。予算100万円に対して50万円の超過が見込まれることを意味する。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)プロジェクトマネジメントにおいてパフォーマンス測定に使用するEVMの管理対象の組みはどれか。
正解:コスト、スケジュール
要点:EVMは出来高を金額換算しコストとスケジュールを同時に管理する
EVM(アーンドバリューマネジメント)は、出来高(EV)を金額に換算し、計画値(PV)および実コスト(AC)と比較することで進捗とコストを同一の尺度で評価する手法である。EV-PVでスケジュール差異、EV-ACでコスト差異が求まる。したがって管理対象はスケジュールとコストの2つである。
出典:令和2年度 10月 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)EVMで管理しているプロジェクトがある。図は、プロジェクトの開始から完了予定までの期間の半分が経過した時点での状況である。コスト効率、スケジュール効率がこのまま…
正解:計画に比べてコストは多くなり、プロジェクトの完了は遅くなる。
要点:EV<AC<PVはコスト超過かつ進捗遅れを意味する
現時点でEV<AC<PVという関係にある。EV<ACはコスト効率指数CPI=EV/ACが1未満であること、すなわち出来高に対して実コストが超過していることを示す。EV<PVはスケジュール効率指数SPI=EV/PVが1未満で、計画より出来高が遅れていることを示す。この傾向が続けば、コストは計画より多くなり完了は遅れる。
出典:令和6年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)EVMを使用してマネジメントをしているプロジェクトで、進捗に関する指標値は次のとおりであった。このプロジェクトに対する適切な評価と対策はどれか。 〔進捗に関する…
正解:コストが予算を超えているので、完成時総予算を超過するおそれがあるが、スケジュールには余裕があるので、残作業のコスト効率を上げる対策を検討するか、コンティンジェンシー予備費の使用を検討する。
要点:CPI<1はコスト超過、SPI>1は先行、TCPI>1は効率向上が必要
CPIが1を下回る0.9はコスト超過、SPIが1を上回る1.1はスケジュール先行を意味する。またTCPIが1.2ということは、完成時総予算内に収めるには残作業を計画より2割高い効率でこなす必要があるということである。したがってコスト面の対策として効率向上策かコンティンジェンシー予備の使用を検討することになる。
出典:令和7年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。