コンティンジェンシー予備とは?
コンティンジェンシー予備とは、見積りに織り込む予備の工数・費用・期間のうち、識別済みのリスクが実際に起きたときに使う分。プロジェクトマネージャの裁量で使える。一方、識別できていない未知のリスクに備える分はマネジメント予備と呼ばれ、上位管理者の承認が必要になる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2020年度〜2025年度)。
こんてぃんじぇんしーよび
コンティンジェンシー予備の意味
見積りに織り込む予備の工数・費用・期間のうち、識別済みのリスクが実際に起きたときに使う分。プロジェクトマネージャの裁量で使える。一方、識別できていない未知のリスクに備える分はマネジメント予備と呼ばれ、上位管理者の承認が必要になる。
コンティンジェンシー予備の具体例
「外部システムとの接続仕様が確定していない」というリスクに対し、追加改修3人月をコンティンジェンシー予備として計上する。リスクが顕在化しなければ使わずに済み、その分は最終的な余剰になる。
コンティンジェンシー予備は試験でどう引っ掛けられる?
コンティンジェンシー予備は「既知のリスク用でコストベースラインに含む」、マネジメント予備は「未知のリスク用でベースラインの外」。この2つの区別が定番の出題ポイント。
コンティンジェンシー予備と関連する用語
コンティンジェンシー予備が出た過去問
PMBOKガイド 第6版によれば、脅威と好機の、どちらに対しても採用されるリスク対応戦略として、適切なものはどれか。
正解:受容
要点:受容は脅威・好機の双方に共通するリスク対応戦略
PMBOKガイド第6版では、脅威に対しては回避・転嫁・軽減・受容、好機に対しては活用・共有・強化・受容という戦略が示されている。両方に共通して挙げられているのは「受容」で、積極的に対応せず発生した場合に対処する(あるいはコンティンジェンシー予備を用意する)という戦略である。
出典:令和2年度 10月 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)EVMを使用してマネジメントをしているプロジェクトで、進捗に関する指標値は次のとおりであった。このプロジェクトに対する適切な評価と対策はどれか。 〔進捗に関する…
正解:コストが予算を超えているので、完成時総予算を超過するおそれがあるが、スケジュールには余裕があるので、残作業のコスト効率を上げる対策を検討するか、コンティンジェンシー予備費の使用を検討する。
要点:CPI<1はコスト超過、SPI>1は先行、TCPI>1は効率向上が必要
CPIが1を下回る0.9はコスト超過、SPIが1を上回る1.1はスケジュール先行を意味する。またTCPIが1.2ということは、完成時総予算内に収めるには残作業を計画より2割高い効率でこなす必要があるということである。したがってコスト面の対策として効率向上策かコンティンジェンシー予備の使用を検討することになる。
出典:令和7年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。