クリティカルパスとは?
クリティカルパスとは、開始から終了までの経路のうち所要期間が最も長い経路。ここが遅れると全体が遅れるため、重点的に管理する。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では5回出題されています(2017年度〜2025年度)。
くりてぃかるぱす
クリティカルパスの意味
開始から終了までの経路のうち所要期間が最も長い経路。ここが遅れると全体が遅れるため、重点的に管理する。
クリティカルパスの具体例
日程を短縮する技法として、資源を追加投入して作業期間を縮めるクラッシング(費用は増える)と、本来は順に行う工程を一部重ねて並行実施するファストトラッキング(手戻りリスクが増える)がある。
クリティカルパスは試験でどう引っ掛けられる?
リードは後続作業を前倒しして重ねること、ラグは後続作業を意図的に遅らせること。方向が逆。
クリティカルパスと関連する用語
クリティカルパスが出た過去問
図のアローダイアグラムから読み取ったことのうち,適切なものはどれか。ここで,プロジェクトの開始日は0日目とする。
正解:作業Eの余裕日数は30日である。
要点:余裕日数=最遅開始日−最早開始日、0ならクリティカルパス
まず前進計算で各結合点の最早日を求める。ノード1はAの5日とB(10日)+ダミーの合流待ちで10日目、ノード3は10+C20=30日目、E・Fの合流点(ノード5)は10+10=20日目、ノード4は30+G20=50日目、全体はH10を加えて60日である。クリティカルパスはB→ダミー→C→G→Hで、後進計算するとノード4の最遅日も50日目、ダミーで結ばれるノード5の最遅日も50日目になる。作業Eは最早開始10日目に対し、最遅開始は50−10=40日目なので、余裕日数は40−10=30日となる。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)アローダイアグラムで表される作業A〜Hを見直したところ、作業Dだけが短縮可能であり、その所要日数は6日に短縮できることが分かった。作業全体の所要日数は何日短縮で…
正解:3
要点:短縮はクリティカルパスが入れ替わる時点で頭打ちになる
見直し前のクリティカルパスはA→C→D→E→(ダミー)→Hで、5+5+10+5+0+6=31日である。作業Dを10日から6日に短縮すると、この経路は27日になるが、A→C→F→Hの経路が5+5+12+6=28日となるため、全体の所要日数は28日にとどまる。したがって31-28=3日の短縮となる。
出典:令和1年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)図のアローダイアグラムから読み取れることとして、適切なものはどれか。ここで、プロジェクトの開始日を1日目とする。
正解:作業Eの総余裕時間は30日である。
要点:総余裕時間=最遅終了時刻-最早終了時刻で求める
Bの10日がダミー作業を通じてAの終点に合流するため、C・D・Eの最早開始は10日経過後となる。最長経路はB(10)→C(20)→G(20)→H(10)=60日で、これがクリティカルパスである。作業Eは最早開始10日・所要10日で最早終了20日だが、最遅終了は最終合流点の50日なので、総余裕時間は50-20=30日となる。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)プロジェクトのスケジュールを短縮したい。当初の計画は図1のとおりである。作業Eを作業E1、E2、E3に分けて、図2のとおりに計画を変更すると、スケジュールは全体…
正解:1
要点:短縮効果は全体のクリティカルパスで決まる
図1の最長経路はA→B→E→H→I(5+8+9+4+2)で28日となる。図2ではEを3つに分け、E1の後にダミー作業でE2の完了を待つ形になるため、分割部分の終了はB完了の13日目からE2の4日を経た17日目、そこにE3の2日を加えて19日目となり、そこからH・Iで25日。もう一方のA→B→D→G→終点は5+8+7+7=27日で、全体は27日になる。よって28−27=1日短縮できる。
出典:令和3年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)プロジェクトの期間を短縮する方法のうち、クラッシングに該当するものはどれか。
正解:プロジェクトの外部から要員を調達し、クリティカルパス上の作業に投入する。
要点:クラッシングは資源追加で期間短縮、費用は増える
クラッシングは、要員や設備などの資源を追加投入して所要期間を短縮する技法である。効果があるのはクリティカルパス上の作業に限られ、コスト増加を伴う点が特徴である。
出典:令和7年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。