リスク対応とは?
リスク対応とは、評価したリスクに対する処置の選択で、回避・低減(軽減)・移転(共有)・保有(受容)の4分類が基本。FEではそれぞれの具体例を選ばせる問題が頻出で、費用と残留リスクの関係も問われる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では3回出題されています(2017年度〜2022年度)。
りすくたいおう
リスク対応の意味
評価したリスクに対する処置の選択で、回避・低減(軽減)・移転(共有)・保有(受容)の4分類が基本。FEではそれぞれの具体例を選ばせる問題が頻出で、費用と残留リスクの関係も問われる。
リスク対応の具体例
危険なサービスを廃止するのが回避、暗号化や二重化で発生確率や影響を下げるのが低減、サイバー保険への加入や業務の外部委託が移転、影響が小さく対策費が上回るため何もしないと決めるのが保有。
リスク対応は試験でどう引っ掛けられる?
保険は「損害を金銭で補う」だけで事故自体は防げないため移転であり、回避ではない。また、対策後に残る残留リスクはゼロにならず、経営者が受容を判断する必要がある点も押さえる。
リスク対応と関連する用語
リスク対応が出た過去問
PMBOKガイド 第5版によれば,定量的リスク分析で実施することはどれか。
正解:特定したリスクがプロジェクト目標全体に与える影響を数量的に分析する。
要点:定性的は優先順位付け、定量的は目標への影響を数値評価
定量的リスク分析は、定性的分析で絞り込んだリスクについて、発生確率と影響度を数値化してプロジェクト目標全体への影響を数量的に評価する工程である。期待金額価値分析やモンテカルロシミュレーションなどを用いる。優先順位付けは定性的リスク分析、洗い出しはリスク特定、対応策の立案はリスク対応計画である。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)PMBOKガイド 第6版によれば、脅威と好機の、どちらに対しても採用されるリスク対応戦略として、適切なものはどれか。
正解:受容
要点:受容は脅威・好機の双方に共通するリスク対応戦略
PMBOKガイド第6版では、脅威に対しては回避・転嫁・軽減・受容、好機に対しては活用・共有・強化・受容という戦略が示されている。両方に共通して挙げられているのは「受容」で、積極的に対応せず発生した場合に対処する(あるいはコンティンジェンシー予備を用意する)という戦略である。
出典:令和2年度 10月 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)JIS Q 31000:2019(リスクマネジメント-指針)におけるリスクアセスメントを構成するプロセスの組合せはどれか。
正解:リスク特定、リスク分析、リスク評価
要点:リスクアセスメント=特定・分析・評価の3プロセス
JIS Q 31000では、リスクアセスメントはリスク特定・リスク分析・リスク評価の3つのプロセスで構成される。リスク対応はアセスメントの結果を受けて実施する後続のプロセスであり、アセスメントには含まれない。
出典:令和4年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。