事業継続計画(BCP)とは?じぎょうけいぞくけいかく
事業継続計画(BCP)とは、災害・事故・感染症などで通常の業務遂行が困難になったとき、中核となる事業を許容できる時間内に再開・継続するための計画。BCP(Business Continuity Plan)と読み、優先して守る業務の選定、代替手段と代替拠点、指揮命令系統、要員の安否確認、取引先への連絡手順を定める。目標復旧時間(RTO)と目標復旧時点(RPO)が要になる。
最終更新:2026-10-07
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止まっても当面困らない業務と、数日止まれば取引そのものを失う業務が同じ手厚さで守られていると、限られた要員と資金が薄く広がり、肝心の事業が戻らない。何を後回しにするかは事故の最中には決められないので、平時に順位を決めておく。近年は取引先からBCPの有無を問われる場面も増えている。
具体例
「電力が止まっても受注と出荷は48時間以内に戻す、請求と分析は後回し」といった順位を先に決め、本社が使えないときの代替拠点、システムが落ちたときの紙による暫定運用、経営層と連絡が取れないときの指揮順位まで文書にする。策定の手引きには内閣府の事業継続ガイドラインが広く使われ、年1回の訓練で実際に回るかを確かめる。
試験での引っ掛け
IT復旧計画(DRP)はBCPの一部にすぎず、BCPは要員・拠点・調達先まで含む。目的は全業務の即時復旧ではなく、優先度を付けて「何を諦めるか」を先に決めることにある点を取り違えやすい。RTOは「いつまでに復旧するか」、RPOは「どの時点のデータまで戻すか」で、指す軸が違う。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問23(IPA)
BCPの説明はどれか。
正解:事業の中断・阻害に対応し、事業を復旧し、再開し、あらかじめ定められたレベルに回復するように組織を導く手順を文書化したもの
要点:BCPは事業中断からの復旧・再開手順を文書化したもの
BCP(事業継続計画)は、災害や事故などで事業が中断・阻害された場合に、重要な業務をどう復旧・再開し、あらかじめ定めた水準まで回復させるかを、手順として文書化したものである。目標復旧時間(RTO)や目標復旧地点(RPO)を定めて備える点が特徴である。
出典:令和4年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問23(IPA)
BCPの説明はどれか。
正解:事業の中断・阻害に対応し、事業を復旧し、再開し、あらかじめ定められたレベルに回復するように組織を導く手順を文書化したもの
要点:BCPは中断した事業を定めた水準まで戻す手順書
BCP(事業継続計画)は、災害や大規模障害などで事業が中断・阻害されたときに、重要業務を復旧・再開し、あらかじめ定めた水準まで回復させるための手順を文書化したものである。目標復旧時間や代替手段、要員の招集手順などを定める。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 2. サービスマネジメントシステムの計画及び運用 > (19) サービス継続管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。