統合変更管理とは?とうごうへんこうかんり
統合変更管理とは、プロジェクトに寄せられるあらゆる変更要求を一元的に受け付けてレビューし、承認・却下を決定し、承認された変更をベースラインと成果物に反映して関係者へ周知するプロセス。変更がスコープ・コスト・スケジュール・品質・リスクへ及ぼす影響を、まとめて評価する点が「統合」の意味である。
最終更新:2026-10-07
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変更をそれぞれの担当領域で個別に受けてしまうと、機能追加は設計が引き受け、納期は進捗管理が調整し、費用は購買が処理する、という形で影響が分散し、全体として何がどれだけ増えたのかを誰も把握できなくなる。窓口を1つに集めて初めて、その変更が全体に与える正味の影響を積み上げて判断できる。午前I(科目A-1)ではPMBOKの用語として出るため、開発や運用が専門の受験者ほど整理が要る。
具体例
利用部門からの機能追加要求に対し、スコープ・工数・スケジュール・コスト・品質・リスクへの影響を評価したうえで、CCB(Change Control Board:変更管理委員会)で審議して可否を決める。承認された変更は構成管理(コンフィギュレーション・マネジメント)によって記録・報告され、要求事項への適合性の検証を支える。
試験での引っ掛け
統合変更管理と構成管理の役割の違いが問われる。変更の可否を決めるのが統合変更管理、変更内容と実施状況を記録・報告し適合性の検証を支援するのが構成管理である(平成28年春に出題)。また「承認前に着手してよい変更」は原則として無く、緊急対応を先行させる場合も事後の正式承認と記録が必要になる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問18(IPA)
PMBOKの統合変更管理プロセスにおいて、プロジェクトのプロダクト、サービス、所産、構成要素などに対する変更と実施状況を記録・報告したり、要求事項への適合性を検…
正解:コンフィギュレーション・マネジメント
要点:構成管理は変更の記録・報告と適合性検証を支える
コンフィギュレーション・マネジメント(構成管理)は、成果物や構成要素の識別、変更内容と実施状況の記録・報告、要求事項への適合性の検証支援を行う活動である。統合変更管理の中で、変更が正しく反映され追跡できる状態を保つ役割を担う。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。