ステークホルダとは?すてーくほるだ
ステークホルダとは、ある活動の結果から影響を受ける、または活動に影響を与えうる利害関係者。企業では株主・従業員・顧客・取引先・債権者・地域社会・行政まで含み、プロジェクトでは発注部門・利用部門・運用担当・監査人などが該当する。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
株主の利益だけを見て意思決定すると、従業員や地域社会への影響が判断から抜け落ち、後から反対や規制として跳ね返る。プロジェクトでも、要件を出す人・実際に使う人・承認する人が別々なので、洗い出しを怠ると終盤の反対や仕様変更として現れる。JIS Q 21500 が対象群の1つとして立てているのは、この洗い出しと関与の管理を工程として扱うためである。
具体例
基幹システム刷新では、経営層は投資回収、利用部門は現行業務の維持、情報システム部門は運用負荷、監査部門は統制の担保と、同じ案件でも関心事が食い違う。関心事と影響力をステークホルダ登録簿へ書き出し、関与度合いに応じて説明の頻度と場を決めていく。
試験での引っ掛け
ストックホルダ(stockholder=株主)との取り違えが定番で、株主はステークホルダの一部にすぎない。社外の関係者だけを指す語だという限定も誤りで、従業員や運用担当のような社内の関係者も含む。プロジェクトでは反対する人も、影響を受ける以上ステークホルダとして扱う。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和5年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問18(IPA)解説で登場
PMBOKガイド第7版によれば、プロジェクト・スコープ記述書に記述する項目はどれか。
正解:プロジェクトの除外事項
要点:スコープ記述書には除外事項も明記する
プロジェクト・スコープ記述書には、成果物スコープとプロジェクト作業の詳細な記述に加え、受入基準や制約条件、前提条件、そして「プロジェクトの除外事項」(範囲に含めないもの)を記述する。除外事項を明記することでステークホルダーの期待をそろえ、スコープの認識違いを防ぐ。
出典:令和5年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問24(IPA)
出典:令和7年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問17(IPA)
スクラムにおいて繰り返し実行するイベントのうち、ステークホルダに作業の結果をプレゼンテーションして、プロダクトゴールに対する進捗について話し合い、必要に応じてス…
正解:スプリントレビュー
要点:スプリントレビューは成果を示し進捗とスコープを調整する
スプリントレビューは、スプリントの成果であるインクリメントをステークホルダに提示し、フィードバックを得る場である。プロダクトゴールに対する進捗を確認し、必要ならプロダクトバックログや今後のスコープを調整する。
出典・参考
公式シラバスの7 システム戦略 > 2. 要件定義 > (2) 要件定義に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。