トレーサビリティとは?
トレーサビリティとは、製品や部品が、いつ・どこで・誰によって作られ、どの経路で流通したかを追跡できる状態にすること。生産側から消費者へたどるトレースフォワードと、消費者側から遡るトレースバックがあり、不具合発生時の回収範囲の特定と原因究明を短時間で行うために整備する。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2023年度〜2025年度)。
とれーさびりてぃ
トレーサビリティの意味
製品や部品が、いつ・どこで・誰によって作られ、どの経路で流通したかを追跡できる状態にすること。生産側から消費者へたどるトレースフォワードと、消費者側から遡るトレースバックがあり、不具合発生時の回収範囲の特定と原因究明を短時間で行うために整備する。
トレーサビリティの具体例
食品ではロット番号と生産履歴を紐づけ、異物混入の際に該当ロットだけを回収して被害と損失を抑える。自動車では部品のシリアル番号と組付け記録を残し、リコール対象を車台番号の単位まで絞り込めるようにする。
トレーサビリティは試験でどう引っ掛けられる?
記録を取っていることと追跡できることは別で、ロットの単位が粗いと回収範囲が一気に広がる。ソフトウェア分野では要件とテストの対応を示すトレーサビリティマトリックスを指し、意味が異なる点にも注意。
トレーサビリティと関連する用語
トレーサビリティが出た過去問
システム要件定義プロセスにおいて、トレーサビリティが確保されていることを説明した記述として、適切なものはどれか。
正解:利害関係者の要求の根拠と成果物の相互関係が文書化されており、開発の途中で生じる仕様変更をシステムに求められる品質に立ち返って検証できる。
要点:トレーサビリティは要求と成果物の対応を双方向にたどれること
トレーサビリティとは、利害関係者の要求がどの成果物のどこに反映されているかを相互にたどれる状態をいう。要求の根拠と成果物の対応関係が文書化されていれば、仕様変更が生じたときにも元の要求や品質目標に立ち返って影響を検証できる。
出典:令和5年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問24(IPA)生産事業所のシステムを、生産計画などの計画層、各指示や工程管理・製造管理などの実行層、機械・機器の制御を行う制御層の三つの層に大きく分けたとき、MESが運用され…
正解:実行層
要点:MESは計画層と制御層の間の実行層を担う
MES(Manufacturing Execution System:製造実行システム)は、計画層のERPや生産計画と、制御層のPLC・機械制御との間に位置し、作業指示、工程・製造の進捗管理、実績収集、品質・トレーサビリティ管理などを担う。すなわち実行層で運用される。
出典:令和7年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問28(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。