在庫回転率・回転期間とは?ざいこかいてんりつ・かいてんきかん
在庫回転率・回転期間とは、在庫がどれだけ滞留せず現金へ変わっているかを見る指標。在庫回転率=売上原価÷平均在庫高で期間内に在庫が何回入れ替わったかを表し、回転期間(在庫日数)=365÷回転率がその滞留日数になる。回転率が高いほど在庫に固定される運転資金は減るが、上げすぎれば欠品と小口調達を招くため適正水準の判断が問われる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
在庫は貸借対照表では資産に並ぶため、抱えているだけでは損に見えない。しかし仕入れの時点で現金は出ており、売れるまで戻ってこない。黒字なのに資金が回らない状態はここから起きる。損益計算書だけでは見えない資金の詰まりを、在庫の滞留日数という時間の尺度で捉えるために置かれた指標である。
具体例
売上原価7,200万円、平均在庫600万円なら回転率は12回、回転期間は約30日になる。同業他社が18回であれば当社は約10日分を余分に抱えている計算で、金額に直せば約200万円の運転資金が在庫に固定されている、という形で在庫管理システム刷新の効果を経営層へ説明できる。
試験での引っ掛け
他社と比べるときは分子の定義をそろえること——売上高で割った値と売上原価で割った値は一致せず、原価ベースが本来の形になる。分母も期末在庫ではなく期首・期末の平均が原則。数値の解釈も一方向ではなく、回転率が上がった理由が品切れによる欠品や、調達費の増える小口発注の繰り返しであれば改善ではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問62(IPA)
物流業務において、10%の物流コストの削減の目標を立てて、図のような業務プロセスの改善活動を実施している。図中のcに相当する活動はどれか。 〔改善活動〕 物流コ…
正解:KPI(Key Performance Indicator)の設定
この改善活動では、まず最終的な目標であるコスト10%削減をKGI(重要目標達成指標)として設定し、次にそれを達成するために重要な要因であるCSF(在庫削減・誤出荷削減)を抽出する。さらにCSFの達成度を測るための具体的な数値目標が、在庫日数7日以内・誤出荷率3%以内といったKPI(重要業績評価指標)である。したがってcはKPIの設定に当たる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。