ギャップ分析とは?ぎゃっぷぶんせき
ギャップ分析とは、あるべき姿と現状を同じ物差しで並べ、差分を項目として洗い出したうえで、埋めるべき対象と優先順位を明らかにする手法。規格の要求事項や成熟度水準を基準に置くことが多く、継続的改善では現状把握の次、改善計画の立案の前に位置づけられる工程になる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
改善活動が「気づいた人が気づいたことを直す」形で進むと、着手しやすい項目ばかりが片づき、本当に足りていない領域は誰の目にも触れないまま残る。基準となる姿を先に文書として固定し、そこから現状を引き算するという順序は、この着手のしやすさによる偏りを排し、手つかずの領域を可視化するために採られる。
具体例
ITサービスの成熟度評価では、プロセスごとに到達すべき水準を段階で定義し、いま何段目にいるかを実施記録から判定して段差を数える。判定は要求事項の一行単位で行い、証拠となる文書と記録が示せないものは達成とみなさない。段差の大きい項目から工数と効果を見積もり、担当と期限を付けて改善計画へ移す。
試験での引っ掛け
差分を列挙した時点で完了とみなさない。埋めるための工数と効果を評価し優先順位を付けるところまでが一連の作業である。またあるべき姿を明文化せずに始めると評価者ごとに判定が揺れ、期を跨いだ比較ができなくなる。ベンチマーキングは他社との比較、ギャップ分析は基準との比較であり、対象が違う。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問61(IPA)解説で登場
SOAの説明はどれか。
正解:利用者の視点から各業務システムの機能を幾つかの独立した部品に分けることによって、業務プロセスとの対応付けや他のソフトウェアとの連携を容易にする手法
要点:SOAは機能をサービス単位に分け組合せで構成する
SOA(Service Oriented Architecture)は、業務システムの機能を利用者から見て意味のある単位の「サービス」として独立させ、それらを組み合わせてシステムを構成する考え方です。サービスは標準的なインタフェースで公開されるため、業務プロセスの変更に合わせて組み替えたり、他システムと連携させたりしやすくなります。ERPやフィット&ギャップ分析とは目的も対象も異なります。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問62(IPA)
物流業務において、10%の物流コストの削減の目標を立てて、図のような業務プロセスの改善活動を実施している。図中のcに相当する活動はどれか。 〔改善活動〕 物流コ…
正解:KPI(Key Performance Indicator)の設定
この改善活動では、まず最終的な目標であるコスト10%削減をKGI(重要目標達成指標)として設定し、次にそれを達成するために重要な要因であるCSF(在庫削減・誤出荷削減)を抽出する。さらにCSFの達成度を測るための具体的な数値目標が、在庫日数7日以内・誤出荷率3%以内といったKPI(重要業績評価指標)である。したがってcはKPIの設定に当たる。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 3. パフォーマンス評価及び改善 > (2) 改善に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。