OC曲線と生産者危険・消費者危険とは?おーしーきょくせんとせいさんしゃきけん・しょうひしゃきけん
OC曲線と生産者危険・消費者危険とは、抜取検査の性能を、ロットの不良率を横軸、そのロットが合格する確率を縦軸にとって描いた曲線。良品ロットを落としてしまう確率が生産者危険(α)、不良ロットを通してしまう確率が消費者危険(β)にあたる。両者はサンプル数と合格判定個数の決め方で決まるため、検査条件の設計は2つの危険と検査費用の折り合いの問題になる。
最終更新:2026-10-06
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全数検査ができれば危険は生じないが、破壊を伴う検査や大量生産では現実的でない。一部を抜き出して全体を判定する以上、良品ロットを落とす誤りと不良ロットを通す誤りは必ず残り、ゼロにはできない。ならば誤りの起きやすさを事前に見積もり、契約や規格で許容する水準を決めておこう——という発想でこの曲線が使われる。
具体例
JIS Z 9015(計数値検査に対する抜取検査手順)は、この考え方に沿って合格品質水準ごとのサンプル数と合格判定個数を表で与えている。100個抜き取って不良2個以下で合格とする条件なら、不良率1%のロットの合格率は約92%、不良率5%のロットでも約12%は通ってしまう、といった読み取りをする。
試験での引っ掛け
「合格判定個数を増やせば検査が厳しくなる」は向きが逆で、緩くなって消費者危険が増える。曲線を急峻にして判別力を上げるにはサンプル数を増やすしかなく、その分だけ検査費用が増える。統計的仮説検定の第1種の誤りが生産者危険(α)、第2種の誤りが消費者危険(β)に対応する点も合わせて問われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問75(IPA)解説で登場
横軸にロットの不良率,縦軸にロットの合格率をとり,抜取検査でのロットの品質とその合格率との関係を表したものはどれか。
正解:OC曲線
要点:OC曲線は不良率と合格率の関係を示す抜取検査の特性曲線。
OC曲線(検査特性曲線)は、横軸にロットの不良率、縦軸にそのロットが合格する確率をとり、抜取検査の判定基準がロットの品質をどう選り分けるかを表したグラフである。不良率が上がるほど合格率は下がる右下がりの曲線となり、生産者危険と消費者危険の大きさを読み取れる。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 2. 業務分析・データ利活用 > (1) OR・IEに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。