標準化団体(ISO・JIS・IEC)とデファクトスタンダードとは?ひょうじゅんかだんたい・でふぁくとすたんだーど
標準化団体(ISO・JIS・IEC)とデファクトスタンダードとは、規格を成立の経路で分けた区別で、ISO・IEC・JISなどの標準化機関が公式な手続きを経て定めたものをデジュールスタンダード(公的標準)、市場で広く使われた結果として事実上の標準になったものをデファクトスタンダードと呼ぶ。両者の中間に、W3CやOMGのように特定分野の企業・団体が集まって定めるフォーラム標準がある。
最終更新:2026-10-06
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相互に接続する製品を別々の会社が作ると、寸法・電圧・通信手順のどれか一つが食い違うだけでつながらない。取引ごとに相対で仕様を取り決めていた時代は、組合せの数だけ調整が要り、調達先を替えるたびに作り直しになっていた。標準は、この調整コストを一度だけ払って全員で使い回す仕組みであり、公的機関が先に決めるか市場が先に決めるかで経路が二つに分かれる。応用情報でこれが問われるのは、製品選定や調達で「その規格に従う」という判断の根拠を説明できる必要があるためである。
具体例
ISO 9001(品質マネジメントシステム)やISO/IEC 27001は、認証機関を介して運用される公的標準の代表例で、日本ではJIS Q 9001・JIS Q 27001として整合されている。一方、HTMLやCSSの仕様はW3Cというフォーラムが定めたものであり、PDFはアドビが公開した仕様が普及した後にISO 32000として公的標準へ取り込まれた。
試験での引っ掛け
デジュールとデファクトの違いは規格の中身の優劣ではなく、成立過程(公的手続きを経たか、市場競争の結果広まったか)にある。PDFのようにデファクトが後からISO化される例があるとおり、両者は排他ではない。フォーラム標準を公的標準に含めない点、JISはISOの日本語版そのものではなく国内規格として整合させたものである点も狙われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問55(IPA)
JIS Q 20000-1は、サービスマネジメントシステム(SMS)及びサービスのあらゆる場面でPDCA方法論の適用を要求している。SMSの実行(Do)の説明は…
正解:サービスの設計、移行、提供及び改善のためにSMSを導入し、運用する。
要点:SMSの実行段階はSMSの導入と運用にあたる
JIS Q 20000-1のPDCAでは、計画(Plan)でSMSを確立して文書化し合意し、実行(Do)でそのSMSを導入して運用します。実行段階の目的は、サービスの設計・移行・提供・改善を実際に回すことです。監視や測定、レビューと報告は点検(Check)、改善のための処置は処置(Act)に対応します。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問51(IPA)
あるプロジェクトのステークホルダとして,プロジェクトスポンサ,プロジェクトマネージャ,プロジェクトマネジメントオフィス及びプロジェクトマネジメントチームが存在す…
正解:プロジェクトマネジメントオフィス
要点:PMOは標準化・教育訓練・監視で組織横断的に支援する
プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)は、個々のプロジェクトを直接率いる立場ではない。組織横断的にプロジェクトマネジメントの標準化を進め、教育訓練を行い、各プロジェクトの状況を監視・支援する役割を担う。これにより組織全体のマネジメント水準を底上げする。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)
ISO 21500:2012(プロジェクトマネジメントの手引き(英和対訳版))によれば、プロジェクト資源マネジメントにおけるプロセス“プロジェクトチームの育成”…
正解:継続的にプロジェクトチームのメンバのパフォーマンス及び相互関係を改善する。
要点:チームの育成は力量と相互関係の継続的改善が目的
「プロジェクトチームの育成」は、チームメンバの力量とメンバ相互の関係を継続的に高め、チーム全体のパフォーマンスを向上させることを目的とするプロセスである。メンバを集める「プロジェクトチームの編成」や、実績を評価する「プロジェクトチームのマネジメント」とは目的が区別される。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問55(IPA)
JIS Q 20000-1:2012(サービスマネジメントシステム要求事項)は、サービスマネジメントシステム(以下、SMSという)及びサービスのあらゆる場面でP…
正解:サービスの設計、移行、提供及び改善のためにSMSを導入し、運用する。
要点:SMSのDoはSMSを導入して運用する段階
JIS Q 20000-1におけるPDCAでは、計画(Plan)でSMSを確立・文書化・合意し、実行(Do)でSMSを導入して運用する。運用の対象はサービスの設計・移行・提供・改善であり、点検(Check)が監視・測定・レビューと報告、処置(Act)が継続的改善のための処置に当たる。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問56(IPA)
JIS Q 20000-2:2013(サービスマネジメントシステムの適用の手引)によれば、構成管理プロセスの活動として、適切なものはどれか。
正解:構成品目の特定、管理、記録、追跡、報告及び検証、並びにCMDBでのCI情報の管理
要点:構成管理はCIを識別しCMDBで最新状態に保つ
構成管理プロセスは、構成品目(CI)を特定し、その情報を管理・記録・追跡・報告・検証し、構成管理データベース(CMDB)で最新の状態に保つことを活動とする。費用計算は財務管理、配付はリリース及び展開管理、変更要求の管理は変更管理と、それぞれ別のプロセスの活動である。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 5. 標準化関連 > (1) 標準・規格と標準化団体に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。