ゲーム理論(ミニマックス原理)とは?げーむりろん・みにまっくすげんり
ゲーム理論(ミニマックス原理)とは、利害の異なる複数の主体が、互いの選択を織り込みながら意思決定する状況を利得表などで数理的に扱う理論。そのうちミニマックス原理は、自分がどの手を選んでも相手は自分に最も不利な手で応じると想定し、その想定下で最も損失が小さくなる手を採る基準を指す。相手の善意を前提に置かない保守的な立場である。
最終更新:2026-10-06
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意思決定の教科書的な枠組みは、結果が確率で決まる自然を相手にすることを前提にしていた。ところが競合他社や交渉相手は、こちらの選択を見てから自分に有利な手を選ぶ。相手の行動が確率ではなく意図で決まるという違いを扱うために、利得表と均衡という道具立てが持ち込まれ、そこから「最悪を想定する」という判断基準が定式化された。
具体例
二社が価格戦略を選ぶ利得表で、自社が各戦略を採ったときに相手の選択によって生じる最小利得を行ごとに拾い、その中で最大のものを選ぶ。ジョン・ナッシュが定式化したナッシュ均衡は、互いに相手の戦略を所与とすると誰も戦略を変える動機を持たない状態を指し、囚人のジレンマではその均衡が両者にとって最善の組合せにならない。
試験での引っ掛け
各案の最悪の結果を比べて最も良いものを選ぶマクシミン原理と、最良の結果を比べて選ぶ楽観的なマクシマックス原理の取り違えが定番で、ミニマックス原理は前者と同じ保守的な立場にある。またナッシュ均衡は全体最適を意味しない。ラプラス原理(各結果が等確率とみなす)とも区別する。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問73(IPA)
ゲーム理論における"ナッシュ均衡"の説明はどれか。
正解:非協力ゲームのモデルであり、相手の行動に対して最適な行動をとる行動原理の中で、どのプレイヤーも自分だけが戦略を変更しても利得を増やせない戦略の組合せ状態
要点:ナッシュ均衡は誰も単独の戦略変更では利得を増やせない状態
ナッシュ均衡は非協力ゲームの解概念で、各プレイヤーが相手の戦略を所与としたときに自分にとって最適な戦略を選んでいる状態を指す。この状態では、誰か1人だけが戦略を変えても自分の利得を増やせないため、誰にも動く動機がない。よってエが正解。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 2. 業務分析・データ利活用 > (1) OR・IEに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。