回帰分析(単回帰・重回帰)とは?かいきぶんせき(たんかいき・じゅうかいき)
回帰分析(単回帰・重回帰)とは、説明したい数値(目的変数)を、一つまたは複数の要因(説明変数)の一次式で表し、係数を推定する手法。説明変数が1つなら単回帰、複数なら重回帰という。各要因が結果へどれだけ寄与するかを定量化して将来値を予測でき、決定係数で当てはまりを、係数の有意性で各要因の意味を評価する。
最終更新:2026-10-06
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「チラシを増やしたら売上が伸びた気がする」という水準の議論では、投資を続けるべきか止めるべきかを決められない。複数の要因が同時に動くとき、どの要因がどれだけ効いたかを切り分けるには、要因を並べて係数を推定する枠組みが要る。データ活用施策では分析そのものより「その数字で何を決めるのか」を先に置けるかが成否を分けるため、指標設計と一体で扱う。
具体例
店舗売上を来店客数・気温・チラシ配布枚数で説明する重回帰を作り、チラシ1万枚あたりの寄与が18万円と推定されたとする。配布原価が20万円なら、販促費をデジタル施策へ振り替える判断材料になる。計算自体はExcelの分析ツールやIBM SPSSで行える。
試験での引っ掛け
回帰は関連の強さを示すだけで因果を証明しない。説明変数どうしの相関が強いと係数が不安定になり符号が逆転することがある(多重共線性)。また当てはまりを上げようと変数を増やすと過学習に陥り、決定係数は上がるのに予測が当たらなくなるため、自由度調整済み決定係数で見る。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問3(IPA)
多数の被験者の検診データから、説明変数である年齢、飲酒の頻度及び喫煙本数が、目的変数であるガンの発症の有無に及ぼす影響を統計的に分析した上で、ある人の年齢、飲酒…
正解:ロジスティック回帰分析
要点:ロジスティック回帰は2値事象の発生確率を推定する分析手法
ロジスティック回帰分析は、目的変数が「発症する/しない」のような2値のときに、複数の説明変数からその事象が起こる確率を0から1の範囲で推定する手法である。ロジスティック関数を用いることで確率として解釈できる出力が得られ、医療の発症予測や与信判断など幅広く使われる。
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問1(IPA)
多数の被験者の検診データから、説明変数である年齢、飲酒の頻度及び喫煙本数が、目的変数であるガンの発症の有無に及ぼす影響を統計的に分析した上で、ある人の年齢、飲酒…
正解:ロジスティック回帰分析
要点:2値の結果の発生確率を推定するのはロジスティック回帰
目的変数が「発症する/しない」という2値で、複数の説明変数からその発生確率を0〜1の範囲で推定するモデルを作る場合に用いるのがロジスティック回帰分析である。ロジット変換(確率を対数オッズに変える変換)により線形の回帰式を確率に対応づけるため、医療の発症予測や与信審査などで広く使われる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。