X理論・Y理論とは?えっくすりろん・わいりろん
X理論・Y理論とは、マグレガーが対比させた2つの人間観。X理論は、人は本来仕事を嫌い強制や処罰がなければ働かないと見なし、命令と統制による管理を導く。Y理論は、条件が整えば人は進んで働き自ら責任を引き受けると見なし、目標による管理や自己統制を導く。
最終更新:2026-10-06
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管理の方式は技術から決まるのではなく、管理する側が人をどう見ているかから出てくる——というのがマグレガーの指摘だった。統制を強めれば受け身の行動が増え、その姿を見てさらに統制を強める循環にも入る。組織や制度を変えようとするとき、仕組みだけでなく前提にしている人間観まで遡る必要があるのはこのため。
具体例
作業標準を細かくし監督を強めて生産性を上げようとする方針はX理論に立っている。裁量と目標の設定を本人に委ね、内発的な動機に訴える方針はY理論に立つ。同じ「生産性を上げる」でも、前提が違えば打ち手は正反対になる。
試験での引っ掛け
XとYを取り違えないこと。X=仕事嫌いを前提とした命令と統制、Y=条件次第で自ら働くことを前提とした目標による管理。MBOや権限委譲はY理論に対応する。マズローの欲求段階に重ねると、Xは生理・安全といった低次欲求が支配的な状況、Yは承認・自己実現が動機になる状況を前提にした人間観にあたる。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問18(IPA)
ダグラス・マグレガーが説いた行動科学理論において、“人間は本来仕事が嫌いである。したがって、報酬と制裁を使って働かせるしかない”とするのはどれか。
正解:X理論
要点:X理論は人は仕事嫌いで報酬と制裁が要るとする人間観
マグレガーのX理論・Y理論のうち、X理論は「人は生来仕事を嫌い、責任を避けたがるので、命令と統制、すなわち報酬と制裁によって働かせるしかない」という人間観である。これに対しY理論は、条件が整えば人は自ら目標に向かって進んで働くという人間観を前提に、目標管理などの動機づけを重視する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。