TOBとは?てぃーおーびー
TOB(Take-Over Bid、公開買付け)は、買付けの期間・株数・価格を公告したうえで、取引所を通さずに不特定多数の株主から直接株式を買い集める手続。一定割合を超える買付けには金融商品取引法で実施が義務付けられ、対象企業の取締役会が賛同していれば友好的、していなければ敵対的と呼ばれる。
最終更新:2026-10-06
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市場で少しずつ買い進めると株価がつり上がるうえ、既存の株主は支配権が動いていることを知らないまま売る形になる。誰がどの条件で買い集めているのかを事前に開示し、株主全員へ同じ条件で売る機会を与えるために、市場外の大量買付けを制度の枠にはめたのが公開買付制度である。ITストラテジストにとっては、資本提携や統合の成立が情報システム統合計画の前提条件になるため、手続の意味を理解しておく必要がある。
具体例
買付者は市場価格に一定のプレミアムを乗せた価格を提示し、「3分の2以上の応募が集まらなければ買い付けない」といった下限を付けて実施する。統合の見通しが立った段階から、ITストラテジストは両社の基幹システムの重複・データ定義の差異・ベンダー契約の引継ぎを洗い出し、統合方式と費用の案を用意する。
試験での引っ掛け
市場を通さない市場外の手続である点が要点で、「取引所で株を買い進めること」ではない。TOB=敵対的買収の手段と決めつけるのも誤りで、経営陣主導の非公開化のように友好的な場面でも使われる。LBOは資金の調達方法、MBOは買い手が経営陣である形態を指し、TOBは買付けの手続という別の軸の分類になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。