QC七つ道具・新QC七つ道具とは?きゅーしーななつどうぐ
QC七つ道具は主に数値データを扱う手法群で、パレート図、特性要因図、ヒストグラム、散布図、管理図、チェックシート、層別(またはグラフ)からなる。新QC七つ道具は言語データを整理する手法群で、親和図法、連関図法、系統図法、マトリックス図法、アローダイアグラム法、PDPC法、マトリックスデータ解析法からなる。数値で現象を捉えるか、言葉で構造を組み立てるかで役割が分かれる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
品質管理が検査部門の専門技術だった時代は、現場が自ら原因を突き止める道具を持たず、不良は「気をつける」で処理されていた。統計の専門家でなくても事実に基づいて議論できるよう、誰でも描ける図法に落とし込んだのがQC七つ道具である。その後、企画・開発のようにまだ数値が存在しない上流工程でも同じことをするために、言語データを扱う新QC七つ道具が加えられた。
具体例
問合せ対応の改善では、現場の意見を付箋に書き出して親和図法で束ね、主要な要因を特性要因図で掘り下げ、発生件数をパレート図に並べて上位の要因から手を付ける。トヨタ自動車の改善活動でも、なぜを重ねる原因追究と図法の併用が定着している。
試験での引っ掛け
「言語データを親和性で整理」は親和図法(新QC七つ道具)、「結果に対する要因を魚の骨状に整理」は特性要因図(QC七つ道具)。アローダイアグラムは日程計画の手法だが新QC七つ道具側に入る。パレート図は件数の大きい順に並べる図、ヒストグラムはばらつきの分布を見る図で目的が違う。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問21(IPA)
利用者とシステム運用担当者によるブレーンストーミングを行って,利用者の操作に起因するPCでのトラブルについて,主要なトラブルごとに原因となったと思われる操作,利…
正解:特性要因図
要点:特性要因図は結果に対する原因を系統的に整理する図
特性要因図(フィッシュボーン図)は、ある結果(特性)に対して、その原因となり得る要因を大骨・小骨として枝分かれさせて整理する図である。ブレーンストーミングで出た多数の要因を系統立てて整理し、どこに手を打つべきかを議論するのに適している。
出典:令和3年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問21(IPA)
利用者とシステム運用担当者によるブレーンストーミングを行って、利用者の操作に起因するPCでのトラブルについて、主要なトラブルごとに原因となったと思われる操作、利…
正解:特性要因図
要点:特性要因図は結果に対する要因を骨組状に整理する図
特性要因図(フィッシュボーン図)は、結果である特性を右端に置き、そこに影響する要因を大骨・小骨として枝分かれさせて整理する図である。ブレーンストーミングで挙がった多数の原因候補を、原因と結果の関係として体系的に並べられるため、トラブル対策の検討に適している。
出典:令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問19(IPA)解説で登場
親和図の特徴はどれか。
正解:錯綜した問題点や,まとまっていない意見,アイディアなどを整理し,まとめるために用いられる。
要点:親和図は錯綜した言語データを親和性で整理する手法
親和図法は新QC七つ道具の一つで、混沌として整理されていない言語データ(意見、アイディア、問題点)をカードに書き出し、意味の近いもの同士をグループ化して構造を見いだす手法である。KJ法を源流とし、問題の全体像を掴む場面で使われる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。