ロジックツリー・MECEとは?ろじっくつりーみーしー
MECEは、ある全体を漏れなく重複なく分ける条件のこと。ロジックツリーは、その条件を守りながら課題を上位の論点から下位へ枝分かれさせた図で、各層に数値を割り当てるとどの枝に問題が偏っているかを比べられる。経営への提案では、選んだ打ち手を述べるためではなく、他の枝を捨てた理由を示すために使う道具になる。
最終更新:2026-10-06
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打ち手が外れる原因の多くは、思いついた案の中から選んでいることにある。分解が漏れていれば最善の案は候補にすら上がらず、重複していれば同じ数字を二重に数えて効果を過大に見積もる。MECEは、この二つの誤りを分解の段階で潰すための条件であり、ロジックツリーはその分解を可視化して合意を取るための道具になる。経営会議では、なぜその打ち手なのかではなく、なぜ他の枝を捨てたのかを説明できることが価値になる。
具体例
マッキンゼー・アンド・カンパニーをはじめとする戦略コンサルティングの現場で定着した道具立てで、中期経営計画の未達を扱うときに使う。営業利益率の未達を、事業別の内訳から製品群別へ、さらに変動費と固定費へと下ろしていくと、赤字が特定の製品群の物流費に集中していると分かる、といった形で的が絞られる。枝を下ろす深さの目安は、その枝に対する打ち手が名指しできる水準までになる。
試験での引っ掛け
切り口が重複していると各枝の数値を足しても全体と一致せず、原因の大小を比べられなくなる。網羅性は感覚ではなく、下位の合計が上位と一致するかで機械的に検算するのが実務の作法になる。またMECEは分解の条件であって、分解した結果が正しい打ち手を示すわけではなく、枝の切り方自体に仮説が入っている点も見落とされやすい。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。