ファシリティマネジメントと設備監視とは?ふぁしりてぃまねじめんととせつびかんし
ファシリティマネジメントと設備監視とは、受変電・UPS・自家発電機・空調・防災といった建物側の設備について、運転状況を監視し、遠隔で制御し、故障を検知し、計測値を蓄積して最適運転と保全計画へ活かす仕組み。データセンターの使用性・保守容易性を保つ活動として、シラバスでも独立した項目に置かれている。
最終更新:2026-10-06
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サーバがいくら冗長でも、電源と空調が落ちればラックごと停止する。しかも設備の異常はゆっくり進むため、温度や電流の傾向を継続して取っていないと、停止して初めて気づくことになる。建物側にも監視と保全の仕組みを置き、ITの運用と同じ枠で管理する必要が出てきた。
具体例
アズビルのsavic-netに代表される建物設備の監視システムが空調や受変電を一元管理し、日本データセンター協会の「データセンター ファシリティスタンダード」が設備水準の目安を示している。月次の電力データからPUEを算出して運転の見直しにつなげる使い方が一般的。
試験での引っ掛け
統合運用管理(システム監視)とは見ている対象が違う。設備監視の対象は受変電・UPS・空調・防災といった建物側で、サーバのCPU使用率やアプリのログは含まない。どちらもアラートを上げるため混同されやすいが、設備の異常はITの監視ツールでは捕まらない——空調停止に気づかないまま室温上昇で機器が落ちる形が典型。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
データセンターのファシリティマネジメントにおいて、設備機器に関わる、運転状況の監視と運転の制御、設備故障の監視、計測データの管理を行うものはどれか。
正解:BAS(Building Automation System)
要点:BASは建物設備の監視・制御と計測データ管理を担う仕組み
BAS(ビル自動化システム)は、空調・電源・照明などの建物設備の運転状況を監視して制御し、設備故障の検知や計測データの管理を行う仕組みである。データセンターのファシリティマネジメントの中核を担う。CMDBは構成情報のデータベース、AIMは配線などの物理インフラ情報の自動管理、NEBSは通信設備の環境要件に関する規格であり、いずれも設備の運転制御そのものを担うものではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。