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COBITとは?こびっと

COBITとは、ITガバナンス(経営がITの方向づけ・監視・評価を行う仕組み)とITマネジメントのための国際的な枠組みで、情報システムの監査・統制の職業団体である ISACA が策定している。事業目標をIT目標、さらに個々の管理目標へ段階的に落とす目標カスケードと、プロセスごとの能力レベル評価を持つ。運用の場面では、日々の改善活動を「経営目標のどこに効いているか」で説明し直すための対応表として使う。

最終更新:2026-10-06

試験情報

ITサービスマネージャ試験の頻出用語/午前II

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背景

運用部門の改善は、インシデント件数が減った・稼働率が上がったという現場の指標で語られる。ところがこれを経営へ持って行くと、投資判断の言葉と噛み合わず、要員も予算も付かない。COBITは、経営が掲げた目標からIT目標、管理目標へと降ろす道筋をあらかじめ用意することで、その逆をたどれるようにした枠組みである。つまり運用にとっての価値は統制の細かさではなく、自分たちの活動を上位の目標へ紐づけて説明できることにある。論述で「日々の運用の話に終始した」と評価される答案は、この橋渡しが抜けている。

具体例

経営が「顧客満足の向上」を掲げた場合、目標カスケードでIT目標「サービス可用性の向上」、管理目標「インシデント管理と問題管理の整備」へ展開し、各プロセスの能力レベルを段階評価して、目標水準に届かないプロセスを翌年度の改善計画と予算要求の根拠にする。ISACA は COBIT 2019 で、企業の規模や規制環境といった設計要因からプロセスの重み付けを決める手順を示している。

試験での引っ掛け

COBITは「何を統治し管理すべきか」を示す枠組みであって、ITILのように運用の実施手順を規定するものではない——両者は競合ではなく上下の関係にある。またJIS Q 20000のような認証を伴う要求事項規格でもなく、システム監査基準・システム管理基準とも別文書である。「COBITに準拠して認証を取る」という選択肢は誤り。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • COBITは「何を統治し管理すべきか」を示す枠組みであって、ITILのように運用の実施手順を規定するものではない——両者は競合ではなく上下の関係にある。