構成ベースラインとは?こうせいべーすらいん
構成ベースラインとは、ある時点のCIの構成を正式に承認して固定した記録。以後の変更はこの固定点からの差分として扱われ、障害時には「正しかったはずの状態」を示す比較先になる。リリースに先立って影響を受けるCIのベースラインを取ることは、規格の要求としても置かれている。
最終更新:2026-10-06
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構成情報が現物に追随して書き換わるだけの台帳だと、障害時に「いつの状態へ戻せばよいか」を誰も言えなくなる。承認を経た固定点を置けば、戻し先が合意済みの一点に定まり、切り戻しの判断が速くなる。JIS Q 20000が構成情報の検証と監査を求めるのも、この固定点の正しさが復旧の前提になるため。
具体例
ServiceNowのCMDBやAnsibleの構成定義では、リリース直前の本番構成を版として確定させ、リリース後に不具合が出たときにその版と現状を機械的に比較して、変わった項目だけを抜き出す運用がとられる。
試験での引っ掛け
得られるのは「承認済みの既知の状態へ戻せること」と「現状との差分が分かること」の二つで、変更のたびに自動で最新化される性質のものではない。更新には承認が要る。実機と一致しているかは構成監査で別に確かめる必要があり、記録が存在すること自体は正しさの保証にならない。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
サービスマネジメントにおいて、構成ベースラインを確立することによって可能になることはどれか。
正解:構成監査及び切り戻しのための基準となる情報の提供
要点:構成ベースラインは監査の照合基準であり切り戻しの基準でもある
構成ベースラインは、ある時点の構成アイテムの状態を正式に承認し固定した基準情報である。これがあることで、実際の構成が承認された姿と一致しているかを確かめる構成監査ができ、変更やリリースに失敗したときに戻すべき状態(切り戻し先)も明確になる。性能推移の測定や最低利用可能レベルの定義は、可用性管理やサービスレベル管理の領域である。
出典・参考
公式シラバスの2 サービスマネジメントシステムの計画及び運用 > 2-4サービスポートフォリオに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。