ECAB(緊急変更諮問委員会)とは?いーしーえーびー
ECAB(緊急変更諮問委員会)とは、通常の変更諮問委員会(CAB)の開催を待てない緊急の変更について、招集できる必要最小限のメンバで速やかに評価し助言する体制。夜間や休日の重大インシデント復旧のように、判断を待つこと自体が損害になる場面のために、平時からメンバと連絡手段を決めておく。
最終更新:2026-10-06
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変更審査は本来、影響を受ける関係者を集めて時間をかけて行うものである。しかし障害の復旧に必要な設定変更を翌週の定例会まで止めれば、審査によって被害が拡大する。そこで、審査を捨てるのではなく参加者と所要時間を切り詰めた版をあらかじめ用意しておく、という形で例外を制度の内側に取り込んだのがECABである。
具体例
深夜に基幹サービスが停止し、復旧にファイアウォールの設定変更が要るとき、当直の運用責任者・ネットワーク技術者・利用部門の連絡担当の3名で影響を評価し、実施を認めてその場で作業に入る。翌営業日の定例CABで内容と結果を報告し、記録を正式な変更履歴へ組み入れる。
試験での引っ掛け
緊急変更は手順を省くものではなく、簡略化した手順をあらかじめ定めておくものである。事後の記録とレビューは必須で、これを飛ばすと構成管理データベース(CMDB)の内容が実機とずれ、次の障害の切り分けが狂う。またECABはCABの下部組織や上位組織ではなく、緊急時に限って機能する別の招集形態であり、通常の変更をECABで通すのは手続きの逸脱に当たる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。