後退計画(バックアウト計画)とは?こうたいけいかく
後退計画(バックアウト計画)とは、変更が失敗したときに元の状態へ戻すための手順・判断基準・所要時間をあらかじめ定めた計画。「いつ戻すと決めるか」という判断期限を含む点が要で、これが無いと作業窓の終わりまで復旧を試み続け、戻す時間そのものが無くなる。RFCの必須の記載事項として求められる。
最終更新:2026-10-06
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変更作業で最も危険なのは、失敗そのものではなく、失敗を認める時刻が決まっていないことである。目の前の不具合はあと少しで直りそうに見えるため、担当者は作業を続けてしまう。戻す判断を作業前に数字で決めておけば、当日の現場は判断を迫られず、決められた時刻に手を戻すだけでよくなる。
具体例
新版モジュールの適用開始から2時間以内に応答時間が目標の1.5秒に達しなければ旧版へ差し戻す、と作業計画に書き、差し戻しに必要な40分を作業窓の中に確保しておく。差し戻し手順は本番と同じ構成の検証環境で事前に1回踏み、実際に戻ることを確かめてから当日を迎える。
試験での引っ掛け
用意しただけで検証していない後退計画は、実際には戻れないことが多い。特にデータベースのスキーマ変更やデータ移行を伴う変更は、モジュールだけ戻してもデータが戻らず切戻し不能になるため、その旨をリスクとして評価し、承認の対象に含める必要がある。また後退計画は災害時の事業継続計画とは別のもので、対象は自分たちが起こした変更に限られる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。