APOPとは?えーぽっぷ
APOPとは、POP3でパスワードを平文のまま流さないようにする認証方式。接続のたびにサーバが異なるチャレンジ文字列を提示し、クライアントはそれとパスワードを連結したMD5ハッシュだけを返す。通信路に現れる値は毎回変わるため、盗聴した値をそのまま再送しても次の接続では通らない。
最終更新:2026-10-06
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POP3のUSER/PASSコマンドはパスワードをそのまま送る仕様で、同じLAN上で盗聴されれば終わりだった。通信路そのものを暗号化するのが本筋だが、TLSが広く使える前は、経路を変えずに認証の部分だけを守る手当てが要った。現在は通信路ごと守る方式へ置き換わり、チャレンジレスポンスの古典例として問われる。
具体例
RFC 1939で定義され、Dovecotなどのサーバ実装が長く対応していたが、いまはPOP3SやIMAPS、STARTTLSへ寄せる構成が標準になっている。サーバが出した乱数へ秘密を混ぜて応答を作る同じ考え方は、CHAPやNTLM認証にも共通して現れる。
試験での引っ掛け
守られるのは認証情報だけで、メール本文は平文のまま流れるため、これで盗聴対策になるという記述は不十分。またサーバ側は照合のためにパスワードを平文相当で保持する必要があり、サーバが漏えいすると一気に破られる。MD5を用いる点も現在では弱点として扱われる。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問16(IPA)解説で登場
電子メールをスマートフォンのメール・アプリケーションプログラムで受信する際のメールサーバとスマートフォンとの間の通信を、メール本文を含めて暗号化するプロトコルは…
正解:IMAPS
要点:受信通信を本文ごと暗号化するにはTLS上のIMAPS
IMAPSはIMAP4の通信全体をTLSで保護する方式で、標準では993番ポートを使用する。認証情報だけでなくメール本文や添付ファイルまで暗号化されるため、受信時の盗聴に対して有効である。APOPはパスワードをチャレンジレスポンスで保護するだけで本文は平文のまま流れる点が決定的に異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。