OP25B/IP25Bとは?おーぴーにじゅうごびー、あいぴーにじゅうごびー
OP25B/IP25Bとは、ボット化した端末による迷惑メールの大量送信を、25番ポート宛の通信を制限して抑える対策の対になる呼び名。送信側のISPが自網の動的IPアドレスから外部のメールサーバへ直接出ていく通信を止めるのがOP25B(Outbound Port 25 Blocking)、受信側が他ISPの動的IPアドレスから来るSMTP接続を拒むのがIP25Bである。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
SMTPは認証を前提としない時代に作られ、25番ポートへつなげば誰でもメールを投げ込めた。家庭回線の端末がボット化すると、そこから直接大量のメールが出ていき、網ごと迷惑メールの送信元として拒否される事態を招いた。正規の投稿経路を認証付きの別ポートへ分け、25番の直行を塞ぐという分業でこれを止めたのがOP25BとIP25Bである。
具体例
利用者はSMTP-AUTHで認証したうえで、サブミッションポート587番(またはSMTPS 465番)からISPのメールサーバへ投函する。送信元ドメインの正当性は、受信側がSPF・DKIM・DMARCで別途確かめる。
試験での引っ掛け
OP25Bは自網から外へ出る25番の遮断、IP25Bは外から自網へ入る25番の制限で、向きの入れ替えが定番。どちらも送信元ドメイン認証ではないため、SPFやDKIMと役割を混ぜてはいけない。固定IPで契約したメールサーバが対象外である点も落としやすい。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問17(IPA)
インターネットサービスプロバイダ(ISP)が、スパムメール対策として導入するIP25Bに該当するものはどれか。
正解:他社ISPのネットワークの動的IPアドレスから自社ISPのメールサーバへのSMTP通信を制限する。
要点:IP25Bは受信側で他社動的IPからの直接SMTPを制限する
IP25Bは、受信側のISPが自社のメールサーバに対して、他社ISPの動的IPアドレスから直接届く25番ポートの通信を制限する対策である。動的アドレスの機器から直接メールサーバへ送られる通信は、ボット化した端末による迷惑メールである可能性が高いという考え方に基づく。送信側で外向きの25番を制限するOP25Bと向きが逆である点が要点である。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 5. セキュリティ実装技術 > (2) 認証・認可技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。