ファイアウォールとは?
ファイアウォールとは、通信を許可・遮断する境界防御装置。方式には、ヘッダの条件だけで判断するパケットフィルタリング型、通信の状態表(セッション情報)を保持して往路に対応する復路だけを動的に許可するステートフルインスペクション型、アプリケーション層で代理通信するアプリケーションゲートウェイ型がある。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では13回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ふぁいあうぉーる
ファイアウォールの意味
通信を許可・遮断する境界防御装置。方式には、ヘッダの条件だけで判断するパケットフィルタリング型、通信の状態表(セッション情報)を保持して往路に対応する復路だけを動的に許可するステートフルインスペクション型、アプリケーション層で代理通信するアプリケーションゲートウェイ型がある。
ファイアウォールの具体例
内部から外部への接続に対する戻りパケットを、あらかじめ静的に許可しておかなくても通せるのがステートフルインスペクションの利点。
ファイアウォールは試験でどう引っ掛けられる?
静的フィルタリングでの判断材料はIPアドレス・ポート番号・フラグに限られ、通信の中身(マルウェアの有無等)は分からない。またルール変更時は、不要になった許可規則を削除する運用が重要。
ファイアウォールと関連する用語
ファイアウォールが出た過去問
ファイアウォールにおけるダイナミックパケットフィルタリングの特徴はどれか。
正解:戻りのパケットに関しては,過去に通過したリクエストパケットに対応付けられるものだけを通過させることができる。
要点:通信状態を記憶し対応する戻りだけを動的に許可
ダイナミックパケットフィルタリングは、通過した通信のセッション状態を記憶し、それに対応する戻りパケットだけを動的に通します。静的フィルタリングのように戻り用のポートを常時開けておく必要がないため、安全性が高くなります。ステートフルインスペクションとも呼ばれます。
出典:平成28年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問5(IPA)DMZ上のコンピュータがインターネットからのpingに応答しないようにしたいとき,ファイアウォールのルールで“通過禁止”に設定するものはどれか。
正解:ICMP
要点:pingを止めるにはICMPの通過を禁止する
pingはICMPのエコー要求と応答を用いる仕組みです。したがってインターネット側からのpingに応答させたくない場合は、ファイアウォールでICMPを通過禁止に設定します。ポート番号による指定はTCPやUDPの話であり、ICMPには当てはまりません。
出典:平成28年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問15(IPA)ステートフルインスペクション方式のファイアウォールの特徴はどれか。
正解:パケットフィルタリングを拡張した方式であり,過去に通過したパケットから通信セッションを認識し,受け付けたパケットを通信セッションの状態に照らし合わせて通過させるか遮断するかを判断する。
要点:ステートフルインスペクションは通信状態を記憶して判断
ステートフルインスペクションは、パケットフィルタリングを拡張し、通過したパケットからTCPコネクションなどの通信セッションの状態を記憶する方式である。受け取ったパケットがその状態表と矛盾しないか(例えば内部から出た通信に対応する戻りのパケットか)を判断して通過可否を決めるため、戻り通信のために広くポートを開ける必要がない。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問9(IPA)ファイアウォールにおけるダイナミックパケットフィルタリングの特徴はどれか。
正解:過去に通過したリクエストパケットに対応付けられる戻りのパケットを通過させることができる。
要点:動的フィルタは往路を記憶し対応する戻りだけを通す
ダイナミックパケットフィルタリングは、通過した通信のセッション情報(送信元・宛先アドレスとポート、TCPの状態など)を表に記録し、それに対応する戻りパケットだけを動的に許可する方式である。ステートフルインスペクションとも呼ばれ、戻り用の高位ポートを静的に開けっ放しにする必要がないため、スタティックフィルタリングより安全性が高い。判断はヘッダ情報とセッション状態に基づく。
出典:平成30年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問6(IPA)WebDAVの特徴はどれか。
正解:HTTPを拡張したプロトコルを使って,サーバ上のファイルの参照,作成,削除及びバージョン管理が行える。
要点:WebDAVはHTTP拡張でサーバ上のファイルを操作できる
WebDAVはHTTPを拡張し、PROPFINDやMKCOL、COPY、MOVE、LOCKといったメソッドを追加することで、Webサーバ上のファイルやフォルダを分散型のファイルシステムのように扱えるようにしたプロトコルである。参照だけでなく作成・削除・移動・ロックが可能で、拡張仕様(DeltaV)ではバージョン管理も扱える。HTTPと同じポートを使うため、ファイアウォールを越えやすい点も特徴である。
出典:平成30年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。