情報処理安全確保支援士暗記無料で始める

MD5とは?えむでぃーふぁいぶ

MD5とは、任意長のデータから128ビットのハッシュ値を作る、1992年に公開された古い世代のハッシュ関数である。異なる入力から同じ値を作る衝突が現実的な計算量で見つかっており、改ざん検知やデジタル署名、証明書には使ってはならない方式として扱われる。支援士では、SHA-256への移行対象として、また衝突耐性が壊れた場合に何が破られるかを問う題材として出る。

最終更新:2026-10-06

試験情報

情報処理安全確保支援士試験の頻出用語/午前II

情報処理安全確保支援士を最短で暗記・合格する →

背景

ハッシュ関数は「同じ値を持つ別のデータを作れない」ことを前提に、署名やファイル照合の土台として使われる。MD5は2004年に衝突を作る手法が公表され、2008年には衝突を利用して偽のCA証明書を作る実証も行われた。この経緯から、CRYPTRECの電子政府推奨暗号リストにも掲載されておらず、新規採用は認められていない。

具体例

Linuxディストリビューションの配布サイトでは、かつてmd5sumで配布物を照合していたが、UbuntuやDebianは現在SHA-256のチェックサムとGPG署名を公開している。社内のファイル配布システムで照合値にMD5が残っていれば、SHA-256へ切り替え、移行までは配布経路をアクセス制御で守るのが定石である。

試験での引っ掛け

MD5は暗号化ではなく一方向のハッシュなので「復号できる」は誤りである。破られているのは衝突耐性であり、ハッシュ値から元データを求める原像計算はいまも困難なため、「MD5の値から元のパスワードが直接計算できる」も誤り(レインボーテーブル等の総当たりは別の話)。またHMAC-MD5は衝突耐性に依存しないため直ちに破られるわけではないが、新規採用は避ける。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

情報処理安全確保支援士を最短で暗記・合格する →

試験での特徴
  • 分野:午前II
  • MD5は暗号化ではなく一方向のハッシュなので「復号できる」は誤りである。