SHA-1とは?しゃーわん
SHA-1とは、任意の長さのデータから160ビットのハッシュ値を作る関数で、TLSサーバ証明書やディジタル署名に長く使われた。2017年に、内容の異なる2つのデータから同じ値を作る衝突が現実的な計算量で実証され、CRYPTREC暗号リストでは新規利用を認めない扱いに移った。危殆化した暗号技術の代表例として出題される。
最終更新:2026-10-06
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ハッシュを使った署名や改ざん検知は、同じ値になる別のデータを作れないという前提の上に成り立っている。計算機の性能向上と攻撃手法の進歩により、設計時に安全とされたビット長は必ず陳腐化する。ところが証明書やファームウェアの署名は関係先を巻き込む更改になるため年単位の時間がかかる。だから破られてから動くのでは間に合わず、移行の判断時期そのものが管理者の責務として問われる。
具体例
2017年にGoogleとオランダCWIが公表したSHAtteredでは、見た目の異なる2つのPDFが同じSHA-1値を持つことが示された。Gitは内部の識別子にSHA-1を使い続けているが、衝突を検知する実装であるSHA-1DCへ切り替えて影響を抑えている。
試験での引っ掛け
SHA-1とSHA-2(SHA-256など)は番号が続いているだけで設計の異なる別世代である。また「衝突が作れる」は同じ値を持つ2つのデータを攻撃者が用意できるという意味で、ハッシュ値から元データを復元できることではない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。