CRYPTREC暗号リストとは?
CRYPTREC暗号リストとは、日本で電子政府の調達に用いる暗号技術を評価・監視する活動と、その結果まとめられた一覧。安全性と実装性能が確認された技術、当面の利用を認める技術、運用の監視対象となる技術に分類され、評価結果に応じて改訂される。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では4回出題されています(2019年度〜2025年度)。
くりぷとれっくあんごうりすと
CRYPTREC暗号リストの意味
日本で電子政府の調達に用いる暗号技術を評価・監視する活動と、その結果まとめられた一覧。安全性と実装性能が確認された技術、当面の利用を認める技術、運用の監視対象となる技術に分類され、評価結果に応じて改訂される。
CRYPTREC暗号リストの具体例
新しいシステムで通信の暗号化方式を選ぶとき、この一覧の推奨部分から選べば、後で「安全性が疑われる方式を使っていた」という指摘を受けにくい。逆に監視対象に移った方式は、更改計画に移行を組み込むことになる。
CRYPTREC暗号リストは試験でどう引っ掛けられる?
一度載れば永久に安全という保証ではない。計算機の性能向上や新しい解読手法により評価は見直され、区分が移動する。特定の1つのアルゴリズムを指す用語ではなく、評価活動と一覧の総称である点にも注意。
CRYPTREC暗号リストと関連する用語
CRYPTREC暗号リストが出た過去問
総務省及び経済産業省が策定した“電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)”を構成する暗号リストの説明のうち、適切なものは…
正解:電子政府推奨暗号リストとは、CRYPTRECによって安全性及び実装性能が確認された暗号技術のうち、市場における利用実績が十分であるか今後の普及が見込まれると判断され、当該技術の利用を推奨するもののリストである。
要点:電子政府推奨暗号リストは実績も伴う推奨技術のリスト
CRYPTREC暗号リストは三つのリストから構成される。電子政府推奨暗号リストは、安全性と実装性能が確認され、かつ市場での利用実績が十分か今後の普及が見込まれる技術を推奨するものである。推奨候補暗号リストは、安全性と性能は確認されたが利用実績が推奨段階に至っていない技術を挙げたもの。運用監視暗号リストが、安全性の低下により推奨からは外れたが互換性維持のために利用を認める技術のリストである。
出典:令和1年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問8(IPA)総務省及び経済産業省が策定した“電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)”に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:CRYPTREC暗号リストにある推奨候補暗号リストとは,安全性及び実装性能が確認され,今後,電子政府推奨暗号リストに掲載される可能性がある暗号技術のリストである。
要点:CRYPTRECは推奨・推奨候補・運用監視の三リスト構成
CRYPTREC暗号リストは三つのリストで構成される。電子政府推奨暗号リストは安全性・実装性能が確認され利用実績や普及見込みもある推奨技術、推奨候補暗号リストは安全性・実装性能は確認されたものの実績面から推奨には至らず、今後推奨リストに掲載される可能性がある技術、運用監視暗号リストは安全性の低下により推奨から外れたが互換性維持のため継続利用を許容する技術のリストである。
出典:令和1年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問9(IPA)デジタル庁,総務省及び経済産業省が策定した“電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)”に関する記述のうち,適切なものはど…
正解:CRYPTREC暗号リストにある推奨候補暗号リストとは,安全性及び実装性能が確認され,今後,電子政府推奨暗号リストに掲載される可能性がある暗号技術のリストである。
要点:CRYPTREC暗号リストは推奨・推奨候補・運用監視の3層構成
CRYPTREC暗号リストは「電子政府推奨暗号リスト」「推奨候補暗号リスト」「運用監視暗号リスト」の3つで構成される。推奨候補暗号リストは、安全性と実装性能が確認され、今後電子政府推奨暗号リストへ格上げされ得る暗号技術を集めたものなので、ウが正しい。電子政府推奨暗号リストが「利用を推奨する」本体で、運用監視暗号リストは実際には推奨し得ないが互換性維持のため継続利用を容認するもの、という位置付けを押さえる。
出典:令和5年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問1(IPA)デジタル庁,総務省及び経済産業省が策定した“電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)”に関する記述のうち,適切なものはど…
正解:CRYPTREC暗号リストには推奨候補暗号リストがあり,それは安全性及び実装性能が確認され,今後,電子政府推奨暗号リストに掲載される可能性がある暗号技術のリストである。
要点:CRYPTREC暗号リストは推奨・推奨候補・運用監視の三区分
CRYPTREC暗号リストは三つの区分から成る。電子政府推奨暗号リストは安全性と実装性能が確認され利用を推奨する技術、推奨候補暗号リストは同様に確認されたが実績などの面から今後の推奨入りが見込まれる技術、運用監視暗号リストは互換性維持のためやむを得ず継続利用する場合に限って認める技術である。区分ごとの位置付けを取り違えやすいので、推奨・候補・運用監視の順に安全側から並ぶことを押さえておきたい。
出典:令和7年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問1(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。