CRYPTRECとは?
CRYPTRECとは、電子政府で利用される暗号技術の安全性を評価・監視する日本のプロジェクト。総務省・経済産業省・NICT・IPAが連携して運営する。成果物のCRYPTREC暗号リストは、電子政府推奨暗号リスト、推奨候補暗号リスト、運用監視暗号リストの3区分からなる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では7回出題されています(2016年度〜2025年度)。
くりぷとれっく
CRYPTRECの意味
電子政府で利用される暗号技術の安全性を評価・監視する日本のプロジェクト。総務省・経済産業省・NICT・IPAが連携して運営する。成果物のCRYPTREC暗号リストは、電子政府推奨暗号リスト、推奨候補暗号リスト、運用監視暗号リストの3区分からなる。
CRYPTRECの具体例
十分な安全性と実績が確認された方式は「電子政府推奨暗号リスト」に載る。安全性の低下が確認されたが互換性のため当面容認する方式(旧来のハッシュ等)は「運用監視暗号リスト」に移される。
CRYPTRECは試験でどう引っ掛けられる?
3つのリストの位置づけの入れ替えが頻出。「推奨候補」はまだ実績が十分でないが安全性は確認されたもの、「運用監視」は互換性目的の経過措置。
CRYPTRECと関連する用語
CRYPTRECが出た過去問
CRYPTRECの主な活動内容はどれか。
正解:暗号技術の安全性,実装性及び利用実績の評価・検討を行う。
要点:CRYPTRECは暗号技術の安全性を評価する活動
CRYPTRECは、電子政府で利用する暗号技術の安全性を評価・監視する日本のプロジェクトです。暗号アルゴリズムの安全性に加え、実装のしやすさや利用実績も評価し、電子政府推奨暗号リストとしてまとめています。
出典:平成28年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問8(IPA)総務省及び経済産業省が策定した“電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)”を構成する暗号リストの説明のうち、適切なものは…
正解:電子政府推奨暗号リストとは、CRYPTRECによって安全性及び実装性能が確認された暗号技術のうち、市場における利用実績が十分であるか今後の普及が見込まれると判断され、当該技術の利用を推奨するもののリストである。
要点:電子政府推奨暗号リストは実績も伴う推奨技術のリスト
CRYPTREC暗号リストは三つのリストから構成される。電子政府推奨暗号リストは、安全性と実装性能が確認され、かつ市場での利用実績が十分か今後の普及が見込まれる技術を推奨するものである。推奨候補暗号リストは、安全性と性能は確認されたが利用実績が推奨段階に至っていない技術を挙げたもの。運用監視暗号リストが、安全性の低下により推奨からは外れたが互換性維持のために利用を認める技術のリストである。
出典:令和1年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問8(IPA)総務省及び経済産業省が策定した“電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)”に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:CRYPTREC暗号リストにある推奨候補暗号リストとは,安全性及び実装性能が確認され,今後,電子政府推奨暗号リストに掲載される可能性がある暗号技術のリストである。
要点:CRYPTRECは推奨・推奨候補・運用監視の三リスト構成
CRYPTREC暗号リストは三つのリストで構成される。電子政府推奨暗号リストは安全性・実装性能が確認され利用実績や普及見込みもある推奨技術、推奨候補暗号リストは安全性・実装性能は確認されたものの実績面から推奨には至らず、今後推奨リストに掲載される可能性がある技術、運用監視暗号リストは安全性の低下により推奨から外れたが互換性維持のため継続利用を許容する技術のリストである。
出典:令和1年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問9(IPA)CRYPTRECの主な活動内容はどれか。
正解:暗号技術の技術的検討並びに国際競争力の向上及び運用面での安全性向上に関する検討を行う。
要点:CRYPTRECは電子政府向け暗号技術を評価し監視する
CRYPTRECは、電子政府で利用する暗号技術の安全性を継続的に評価・監視する日本の取組みである。安全性と実装性能が確認された方式を電子政府推奨暗号リストとして整理し、危殆化の兆候があれば運用指針を示すなど、技術面と運用面の両方から暗号の信頼性を支えている。認証制度の運営ではなく、暗号技術の評価と検討が役割である。
出典:令和2年度 10月 情報処理安全確保支援士試験 am2 問8(IPA)CRYPTRECの主な活動内容はどれか。
正解:暗号技術の技術的検討並びに国際競争力の向上及び運用面での安全性向上に関する検討を行う。
要点:CRYPTRECは暗号技術の安全性を評価・監視し推奨リストを維持する
CRYPTRECは、電子政府で利用する暗号技術の安全性を評価・監視する日本の取組で、総務省・経済産業省・NICT・IPAが連携して運営している。安全性と実装性能が確認された方式を電子政府推奨暗号リストなどに整理し、危殆化の兆候を継続的に監視して見直す。近年は運用面のガイドラインの整備や、暗号技術の国際的な競争力向上に関する検討も活動範囲に含まれる。
出典:令和4年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問10(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。