HTMLメールとは?えいちてぃーえむえるめーる
HTMLメールとは、文字装飾・画像・リンクを埋め込める形式のメールで、表示される文字列と実際のリンク先を別に指定でき、外部画像の読み込みで開封を検知できるため、フィッシングや標的型攻撃の常套手段になっている。支援士試験では、メールクライアントでテキスト表示を既定にし外部画像の自動読み込みを止める対策と、SPF/DKIM/DMARCによる送信元検証との役割の違いが問われる。
最終更新:2026-10-06
情報処理安全確保支援士を最短で暗記・合格する →背景
メールはもともとテキストしか運ばなかったが、Webの普及で見た目を整えたいという需要からHTML形式が広まった。攻撃者から見るとHTMLは「見せる情報」と「実際の動作」を分離できる道具で、正規のURLを表示しながら偽サイトへ誘導したり、1ピクセルの外部画像で受信者のアドレスが有効かを確かめたりできる。手口→なぜ効くか→どこで止めるかという科目Bの典型で、止める場所はクライアント設定・ゲートウェイ・利用者教育の3段になる。
具体例
Microsoft OutlookやGmailは既定で外部画像を自動読み込みしない設定を持ち、組織はOutlookをテキスト形式表示に統一するグループポリシーを配布できる。Microsoft Defender for Office 365のセーフリンク機能は、リンク先をクリック時に検査して悪性サイトを遮断する。表示URLと実リンクが食い違う銀行を装ったメールは、標的型攻撃メール訓練の定番の題材である。
試験での引っ掛け
「表示されたリンク文字列が正しいドメインだから安全」は成り立たない。表示文字とリンク先は別に指定できるため、実際の宛先を確かめるか、普段使うブックマークから開く。外部画像のブロックは見た目の問題ではなく開封検知(追跡)を防ぐ対策である。SPF/DKIM/DMARCは送信元ドメインの偽装を検知する技術で、HTML本文の中身までは検査しない。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 5. ネットワーク応用 > (1) インターネットに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。