認証局(CA)とは?
認証局(CA)とは、申請者の公開鍵と識別情報を結び付けた証明書に、自らの秘密鍵で署名して発行する機関。証明書の失効管理(CRL/OCSP応答)も担う。ルートCAを頂点に中間CAが連なる階層構造(トラストチェーン)を作る。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では18回出題されています(2016年度〜2025年度)。
にんしょうきょく
認証局(CA)の意味
申請者の公開鍵と識別情報を結び付けた証明書に、自らの秘密鍵で署名して発行する機関。証明書の失効管理(CRL/OCSP応答)も担う。ルートCAを頂点に中間CAが連なる階層構造(トラストチェーン)を作る。
認証局(CA)の具体例
ルートCAの証明書はブラウザやOSにあらかじめ組み込まれており、これを信頼の起点としてサーバ証明書までの署名の連鎖を検証する。
認証局(CA)は試験でどう引っ掛けられる?
ルート証明書は自己署名(自分の秘密鍵で自分の証明書に署名)である。これは例外ではなく仕様。
認証局(CA)と関連する用語
認証局(CA)が出た過去問
X.509におけるCRL(Certificate Revocation List)についての説明のうち,適切なものはどれか。
正解:認証局は,有効期限内のディジタル証明書をCRLに登録することがある。
要点:CRLは有効期限内に失効させた証明書の一覧
CRLは、有効期限が切れる前に何らかの理由で失効させた証明書の一覧です。鍵の危殆化や所属変更などで有効期限内の証明書を無効にする必要があるため、認証局は有効期限内の証明書をCRLに登録することがあります。有効期限切れの証明書はそもそも無効なので、登録の対象ではありません。
出典:平成28年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問7(IPA)ディジタル証明書に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:ディジタル証明書は,TLSプロトコルにおいて通信データの暗号化のための鍵交換や通信相手の認証に利用されている。
要点:証明書はTLSの相手認証と鍵交換に使われる
TLSでは、サーバのディジタル証明書によって通信相手の正当性を確認し、証明書に含まれる公開鍵を使って鍵交換や鍵の共有を行います。証明書はX.509で標準化されており、認証局は申請者の公開鍵に対して自らの秘密鍵で署名します。
出典:平成28年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問8(IPA)CRL(Certificate Revocation List)に掲載されるものはどれか。
正解:有効期限内に失効したディジタル証明書のシリアル番号
要点:CRLは期限内に失効した証明書のシリアル番号の一覧
CRLは、有効期限が到来する前に認証局が失効させた証明書を一覧にしたもので、識別のために証明書のシリアル番号と失効日時を掲載する。公開鍵そのものは載せず、有効期限切れの証明書も期限到来で自動的に無効になるため掲載対象外である。検証者はCRLを取得し、対象証明書のシリアル番号が含まれていないかを確認する。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問1(IPA)ディジタル証明書に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:ディジタル証明書は,TLSプロトコルにおいて通信データの暗号化のための鍵交換や通信相手の認証に利用されている。
要点:証明書はCAが公開鍵と所有者の対応を署名で保証する
ディジタル証明書は、公開鍵とその所有者の対応を認証局が秘密鍵でディジタル署名して保証するものである。TLSでは、サーバ証明書によりサーバの正当性を検証し、その公開鍵を使って鍵交換(共通鍵の共有)を行った後に通信データを暗号化する。規格はITU-T X.509である。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問10(IPA)PCなどに内蔵されるセキュリティチップ(TPM:Trusted Platform Module)がもつ機能はどれか。
正解:鍵ペアの生成
要点:TPMは鍵ペア生成と秘密鍵保護を担うチップ
TPMは、耐タンパ性のあるチップ内で鍵ペアの生成と秘密鍵の保管、ハッシュ演算、乱数生成、プラットフォームの構成情報の記録などを行います。秘密鍵をチップ外に出さずに扱える点が特徴です。証明書の発行は認証局の役割です。
出典:平成29年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問4(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。