衝突耐性とは?しょうとつたいせい
衝突耐性とは、ハッシュ関数に求められる安全性の一つで、同じハッシュ値になる異なる2つの入力を見つけるのが計算量的に困難な性質。任意の2つを探す強衝突耐性と、与えられた入力に対する別の入力を探す第2原像計算困難性(弱衝突耐性)は要求の強さが異なる。
最終更新:2026-10-06
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SHA-1は2017年に実際の衝突が公開され、内容の異なる2つのPDFが同一の署名で有効になる事例が示された。この性質が破れると、無害な文書に署名させておいて後から不正な文書へ差し替える、という否認の攻撃が成立してしまう。
試験での引っ掛け
強衝突耐性が破られても第2原像計算困難性は残ることがあり、「衝突が見つかった=既存の署名がすべて偽造できる」ではない。ただし攻撃者が署名対象を用意できる場面では致命的なため、実務では移行が必須と判断される。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問4(IPA)解説で登場
ハッシュ関数の性質の一つである衝突発見困難性に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:衝突発見困難性とは,ハッシュ値が一致する二つのメッセージの発見に要する計算量が大きいことによる,発見の困難性のことである。
要点:衝突発見困難性は同じハッシュ値の二つの入力を探す難しさ
衝突発見困難性(強衝突耐性)とは、同じハッシュ値になる二つの異なるメッセージの組を見つけ出すのが計算量的に難しい性質を指す。誕生日のパラドックスにより、出力長がnビットのハッシュ関数では2のn/2乗程度の計算量で衝突が見つかり得るため、SHA-256なら約2の128乗となる。与えられたハッシュ値から元のメッセージを探す難しさは、原像計算困難性という別の性質である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。