前方秘匿性とは?
前方秘匿性とは、長期鍵(サーバの秘密鍵など)が将来漏えいしても、過去に記録された通信を復号できない性質。接続ごとに使い捨ての鍵ペアで鍵合意し、終了後に破棄することで得られる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では1回出題されています。
ぜんぽうひとくせい
前方秘匿性の意味
長期鍵(サーバの秘密鍵など)が将来漏えいしても、過去に記録された通信を復号できない性質。接続ごとに使い捨ての鍵ペアで鍵合意し、終了後に破棄することで得られる。
前方秘匿性の具体例
ECDHEを使うTLS接続はPFSを備える。一方、旧来のRSA鍵輸送では、サーバ秘密鍵が漏れると保存済みの過去の通信をまとめて復号できてしまう。
前方秘匿性は試験でどう引っ掛けられる?
「サーバ証明書の秘密鍵を強固に守ればPFSが得られる」は誤り。鍵交換方式の問題で、RSA鍵輸送や静的DHではPFSにならない。ECDHEのE(ephemeral=一時的)が本質で、接続ごとに鍵を捨てるかどうかが分岐点。またPFSが守るのは過去の通信の秘匿だけで、秘密鍵が漏れた後のなりすましは防げない。
前方秘匿性と関連する用語
前方秘匿性が出た過去問
前方秘匿性(Forward Secrecy)の説明として,適切なものはどれか。
正解:鍵交換に使った秘密鍵が漏えいしたとしても,それより前の暗号文は解読されない。
要点:前方秘匿性は鍵漏えい後も過去の通信を守る性質
前方秘匿性とは、長期的に用いる秘密鍵が将来漏えいしたとしても、それ以前に行われた通信の内容までは復元されないという性質である。セッションごとに使い捨ての鍵をDH鍵交換で生成し、その一時鍵を通信終了後に破棄することで実現される。記録しておいた暗号文を後から鍵を入手して解読する、という攻撃への備えとなる。
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。