なりすましとは?なりすまし
なりすましとは、他人のIDやパスワード、証明書、送信元アドレスなどを不正に使い、その本人や正規の機器であるかのように振る舞う行為。人になりすます場合と、送信ドメインや通信機器になりすます場合の両方を含み、認証の突破と送信元の詐称のどちらもこの語で扱う。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
ネットワーク越しの相手は、名乗りと提示された情報でしか確かめようがない。この「顔が見えない」前提が、知識だけの認証や、詐称しやすい送信元アドレスに寄りかかった設計を成り立たなくする。だから支援士では個別の手口としてではなく、本人性をどう確かめる仕組みに置き換えるかという設計の問題として問われる。
具体例
送信ドメインの詐称に対しては、受信側がSPF・DKIM・DMARCで正当性を検証して弾く。利用者の認証側では、記憶している情報だけに頼らず、所持している端末を組み合わせる多要素認証を置く。相手が人か機器かで打ち手が変わる。
試験での引っ掛け
手口の名前ではなく「他人になりきる行為」そのものを指し、フィッシングやソーシャルエンジニアリングはなりすますための手段という上下関係にある。対策に通信の暗号化を選ぶ選択肢は誤りで、暗号化が守るのは盗聴であって本人性ではない。効くのは多要素認証や電子署名など、相手を確かめる仕組みのほう。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和2年度 10月試験 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
3Dセキュアは、ネットショッピングでのオンライン決済におけるクレジットカードの不正使用を防止する対策の一つである。3Dセキュアに関する記述のうち、適切なものはど…
正解:クレジットカード発行会社にあらかじめ登録したパスワードなど、本人しか分からない情報を入力させ、検証することによって、なりすましによるクレジットカードの不正使用を防止する。
要点:3Dセキュアはカード会社登録の本人情報で決済者を認証する
3Dセキュアは、カード番号や有効期限といったカード券面の情報とは別に、カード発行会社にあらかじめ登録した本人だけが知る情報(パスワードや、後の版ではワンタイムパスワード等)を決済時に確認する本人認証の仕組みである。券面情報が漏れただけでは決済を完了できなくなるため、なりすましによる不正利用を抑止できる。加盟店側にカードの認証情報を渡さずに済む点も特徴である。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (3) 脅威に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。