PAP/CHAPとは?ぱっぷちゃっぷ
PAP/CHAPとは、PPPのリンク確立後に利用者を認証する2つの方式。PAP(Password Authentication Protocol)はIDとパスワードを平文で1往復送るだけで、盗聴されれば認証情報がそのまま奪われる。CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)はサーバが送る乱数のチャレンジとパスワードを合わせたハッシュ値を端末が返す方式で、パスワードは回線に流れず、チャレンジが毎回変わるので応答の再送も通らない。
最終更新:2026-10-06
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ダイヤルアップやPPPoEで回線越しに認証する際、パスワードをそのまま送ると途中で読まれる。そこで「秘密を送らずに秘密を知っていることを証明する」チャレンジレスポンスがCHAPとして標準化された。CHAPは接続中も定期的にチャレンジを送って再認証でき、この考え方はデジタル署名やFIDOにもつながる基本形である。支援士では、平文認証の危険とチャレンジレスポンスがなぜ再送攻撃に耐えるかの説明、およびRADIUSやEAPと組み合わせた認証基盤の設計で登場する。
具体例
NTT東西のフレッツ光でプロバイダに接続するPPPoEでは、事業者から配られる接続IDとパスワードの認証にこれらが使われ、ルータ側で方式を選ぶ。接続できない障害では、片側がCHAP必須で他方がPAPのみという方式の不一致か、認証情報の誤りかを、PPPのネゴシエーション記録から切り分ける。
試験での引っ掛け
CHAPを「暗号化通信」と誤解しやすい。CHAPが守るのはパスワードの秘匿と再送攻撃への耐性だけで、認証後のデータは平文のまま流れるため、機密性が要るならIPsecやTLSを別途重ねる。またサーバ側はハッシュを再計算するために元のパスワードを平文か可逆な形で保持する必要があり、サーバ側の保管の弱さが別のリスクになる。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問19(IPA)解説で登場
シリアル回線で使用するものと同じデータリンクのコネクション確立やデータ転送を,LAN上で実現するプロトコルはどれか。
正解:PPPoE
要点:PPPoEはPPPをイーサネット上で運ぶプロトコル
PPPoE(PPP over Ethernet)は、ダイヤルアップなどのシリアル回線で使われてきたPPPのフレームをイーサネットフレームに載せて運ぶプロトコルである。これによりLAN上でもPPPと同じコネクション確立や利用者認証(PAP/CHAP)が利用でき、FTTHなどの接続に広く使われている。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。