MIMEとは?
MIMEとは、本来7ビットのテキストしか運べないメールで、日本語や画像、添付ファイルを扱うための拡張仕様。Content-Typeで種別を、Content-Transfer-Encodingでbase64などの符号化方式を示し、multipartで複数の部品を1通に詰める構造を定める。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2024年度)。
まいむ
MIMEの意味
本来7ビットのテキストしか運べないメールで、日本語や画像、添付ファイルを扱うための拡張仕様。Content-Typeで種別を、Content-Transfer-Encodingでbase64などの符号化方式を示し、multipartで複数の部品を1通に詰める構造を定める。
MIMEの具体例
添付されたマルウェアはbase64で符号化されているため、単純な文字列一致のフィルタでは検出できない。ゲートウェイはmultipartを分解し復号してから検査する必要がある。入れ子や壊れた境界文字列を使って検査を回避する手口も知られている。
MIMEは試験でどう引っ掛けられる?
base64は暗号化ではなく符号化で、鍵なしで誰でも復元できる。「base64にしたから中身は見られない」は誤り。またContent-Typeは送信側の自己申告なので、拡張子や宣言ではなく実際のファイル形式で判定する必要がある。
MIMEと関連する用語
MIMEが出た過去問
電子メールを暗号化する三つのプロトコルについて,公開鍵を用意する単位の適切な組合せはどれか。
正解:PGP:メールアドレスごと / S/MIME:メールアドレスごと / SMTP over TLS:メールサーバごと
要点:PGPとS/MIMEは利用者ごと、TLSはサーバごとの鍵
PGPとS/MIMEはメールの本文を利用者単位で暗号化・署名するため、公開鍵はメールアドレス(利用者)ごとに用意します。一方SMTP over TLSはサーバ間・サーバとクライアント間の通信路を保護する仕組みなので、公開鍵はメールサーバごとに用意します。
出典:平成28年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問17(IPA)電子メール又はその通信を暗号化する三つのプロトコルについて,公開鍵を用意する単位の組合せのうち,適切なものはどれか。
正解:PGP:メールアドレスごと / S/MIME:メールアドレスごと / SMTP over TLS:メールサーバごと
要点:本文暗号化は利用者単位、TLSはサーバ単位の鍵
PGPとS/MIMEはメール本文を利用者単位で暗号化・署名するため、鍵は利用者すなわちメールアドレスごとに用意します。SMTP over TLSはサーバ間の通信路を保護する仕組みなので、証明書と鍵はメールサーバごとに用意します。
出典:平成30年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問16(IPA)電子メール又はその通信を暗号化する三つのプロトコルについて,公開鍵を用意する単位の組合せのうち,適切なものはどれか。
正解:PGP:メールアドレスごと,S/MIME:メールアドレスごと,SMTP over TLS:メールサーバごと
要点:本文暗号は利用者ごと、通信路のTLSはサーバごとの鍵
PGPとS/MIMEはいずれも利用者単位で本文を暗号化・署名するエンドツーエンドの仕組みであり、鍵はメールアドレス(利用者)ごとに用意する。両者の違いは鍵の信頼の与え方で、PGPは利用者どうしの相互署名、S/MIMEは認証局による証明書に基づく。一方、SMTP over TLSはサーバ間の通信路を保護するもので、証明書はメールサーバごとに用意する。
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問16(IPA)電子メール又はその通信を暗号化する三つのプロトコルについて、公開鍵を用意する単位の組合せのうち、適切なものはどれか。
正解:PGP:メールアドレスごと、S/MIME:メールアドレスごと、SMTP over TLS:メールサーバごと
要点:PGPとS/MIMEは個人単位、SMTP over TLSはサーバ単位の鍵
PGPとS/MIMEはいずれもメッセージ自体を暗号化・署名する方式なので、鍵は差出人・宛先という個人、すなわちメールアドレスの単位で用意する。一方、SMTP over TLSはサーバ間またはクライアントとサーバ間の通信路を保護する方式なので、証明書と鍵はホスト名で識別されるメールサーバごとに用意する。エンドツーエンドの保護か、経路の保護かという違いが鍵の単位に表れている。
出典:令和6年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。