サブネットマスクとは?さぶねっとますく
サブネットマスクとは、IPアドレスの32ビットのうち、どこまでがネットワーク部かをビット1の並びで示す値。IPアドレスとの論理積(AND)を取れば、そのアドレスが属するネットワークアドレスが求まる。255.255.255.240のような10進表記と、ビット数で書く/28のCIDR表記は同じものを指す。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
初期のIPアドレスはA・B・Cのクラスで区切りが8ビット単位に固定されており、200台の組織に約65,000個のBクラスを渡すような無駄が避けられなかった。区切りの位置を組織側で自由に決められるようにしたのがサブネットマスクで、これを経路情報の集約にまで広げた考え方がCIDR(Classless Inter Domain Routing)である。
具体例
/28はホスト部が4ビットなので16アドレス刻みになり、192.168.1.32〜47が一つのサブネットになる。先頭の32がネットワークアドレス、末尾の47がブロードキャストアドレスで、機器へ割り当てられるのは間の14個。
試験での引っ掛け
計算問題では、まず「何アドレス刻みか」を先に出すのが速い。/28なら16刻み、/27なら32刻みで、その区切りの先頭がネットワークアドレス、末尾がブロードキャストアドレスになる。ホスト部のビット数と刻み幅を取り違えないこと。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和3年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)
IPv4ネットワークにおいて、あるホストが属するサブネットのブロードキャストアドレスを、そのホストのIPアドレスとサブネットマスクから計算する方法として、適切な…
正解:サブネットマスクの各ビットを反転したものとIPアドレスとの論理和を取る。
要点:ブロードキャストはマスク反転とIPの論理和で求める
ブロードキャストアドレスは、ネットワーク部はそのままでホスト部のビットをすべて1にしたアドレスである。サブネットマスクを反転するとホスト部だけが1のビット列になるので、これとIPアドレスの論理和を取ればホスト部が全て1、ネットワーク部は元のままとなり、目的のアドレスが得られる。
出典:令和3年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問10(IPA)
IPv4ネットワークで使用されるIPアドレスaとサブネットマスクmからホストアドレスを求める式はどれか。ここで、“~”はビット反転の演算子、“|”はビットごとの…
正解:a & ~m
要点:ホストアドレスは a & ~m、ネットワークアドレスは a & m
サブネットマスクmは、ネットワーク部のビットが1、ホスト部のビットが0になっている。したがってホスト部だけを取り出すには、マスクを反転してホスト部だけが1のパターン(~m)を作り、アドレスaとビットごとの論理積をとればよい。すなわちa & ~mでホストアドレスが得られる(a & mならネットワークアドレスになる)。
出典:令和4年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)解説で登場
IPアドレスの自動設定をするためにDHCPサーバが設置されたLAN環境の説明のうち、適切なものはどれか。
正解:DHCPによる自動設定を行うPCに、DHCPサーバのアドレスを設定しておく必要はない。
要点:DHCPはブロードキャストで探すのでサーバのアドレス設定は不要
DHCPクライアントは、IPアドレスを持たない段階でブロードキャストによりDHCPサーバを探索するため、あらかじめサーバのアドレスを設定しておく必要はない。サーバからはIPアドレスのほか、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイ、DNSサーバのアドレスなどもまとめて配布できる。
出典:令和5年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問10(IPA)
サブネットマスクが255.255.252.0のとき、IPアドレス172.30.123.45のホストが属するサブネットワークのアドレスはどれか。
正解:172.30.120.0
要点:/22ではIPとマスクの論理積で第3オクテットが120になる
サブネットマスク255.255.252.0はプレフィックス長22ビットで、第3オクテットの上位6ビットまでがネットワーク部となる。123(01111011)と252(11111100)の論理積は120(01111000)なので、サブネットワークアドレスは172.30.120.0である。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 3. 通信プロトコル > (1) プロトコルとインタフェースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。