経験曲線とは?けいけんきょくせん
経験曲線とは、製品の累積生産量が倍になるたびに単位当たりコストが一定の比率(おおむね10〜30%)ずつ下がるという経験則。作業者の習熟だけでなく、工程の改善、設計の見直し、調達条件の改善が積み重なった結果として現れる。
最終更新:2026-10-07
高度試験の午前Iを最短で暗記する →背景
ボストン・コンサルティング・グループが1960年代に多数の製品で観測した規則性で、PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)の土台になっている。累積生産量で先行した企業ほど原価が低いのなら、市場シェアはそのまま将来のコスト優位を意味する——だから赤字を出してでもシェアを取れ、という戦略論がここから導かれた。
具体例
太陽光パネルは世界の累積導入量が倍増するごとにモジュール価格が2割前後下がる傾向が長く続き、この関係は「スワンソンの法則」と呼ばれている。リチウムイオン電池のセル価格も同様の下がり方をたどってきた。
試験での引っ掛け
横軸は累積生産量であって時間ではない。生産を止めたまま年数だけ経ってもコストは下がらず、逆に短期間で大量に作れば急速に下がる。ある時点の生産規模で効く規模の経済とは軸が違い、午前I(科目A-1)はこの2つを入れ替えた選択肢を出してくる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 1. 経営戦略手法 > (2) 全社戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。