DN(識別名)とは?でぃーえぬ
DN(識別名)とは、ディレクトリサービス、つまり利用者や機器の情報を木構造で持つ社内の台帳の中で、一つの登録を一意に指す名前。根までの経路を、属性と値の組をカンマで連ねて表す。検索の起点や接続時の利用者指定に使われ、電子証明書の主体者名にも同じ記法が使われる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
利用者情報が業務システムごとに散らばっていた頃は、入退社や異動のたびに同じ登録と削除を何度も繰り返し、退職者の権限が残るという統制上の穴が生まれていた。台帳を一つに寄せて全社で参照する方向へ進んだ結果、その台帳の中で一件を確実に指す表記が必要になった。統合ID基盤の設計で最初に決める規約であり、後から変えると影響が全社に及ぶ。
具体例
cn=yamada,ou=eigyou,dc=example,dc=co,jp のように書き、営業部の山田という一人を指す。異動の多い企業では、部署名を経路に含めると異動のたびに名前が変わって参照が切れるため、社員番号など変わらない値を経路に使う設計が採られる。
試験での引っ掛け
相対識別名との違いが問われる。相対識別名は同じ親の下で一意な一階層分の名前で、これを根まで連結した完全な名前が識別名である。またログインIDやメールアドレスと同じものではなく、これらを識別名の代わりに使う前提で設計すると、証明書の主体者名と食い違う。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
OCSPクライアントからOCSPレスポンダーへのリクエストとそのレスポンスに関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:デジタル証明書のシリアル番号,証明書発行者の識別名(DN)のハッシュ値などをOCSPレスポンダーに送信し,そのレスポンスでデジタル証明書の有効性を確認する。
要点:OCSPは証明書の識別情報を送り失効状態を即時確認する
OCSPはデジタル証明書の失効状態をオンラインで即時確認するプロトコル。クライアントは証明書全体ではなく、証明書のシリアル番号や発行者名・公開鍵のハッシュ値などから成るリクエストを送り、レスポンダーからgood/revoked/unknownという有効性の判定を受け取る。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。