サンクコスト・機会費用とは?さんくこすときかいひよう
サンクコスト・機会費用とは、サンクコスト(埋没費用)は、すでに支払って回収できない費用で、これからどうするかの判断材料にしてはならないもの。機会費用は、その案を選んだために手放した別案から得られたはずの利益で、会計帳簿には出てこないが判断には必ず含めるべきものである。
最終更新:2026-10-06
ITストラテジストを最短で暗記・合格する →背景
会計は過去に払った金額を記録する仕組みなので、帳簿を眺めているかぎり判断材料は自然と過去に寄る。一方で意思決定に効くのはこれから動く金額だけであり、しかも最も重い制約である要員の時間は帳簿に現れない。この二つの概念は、会計の見え方と意思決定の理屈のずれを埋めるために置かれている。
具体例
基幹システムの保守期限が近づいたときの継続か刷新かの判断では、これまで積み上げた改修費は考慮せず、今後かかる費用と得られる効果だけを比べる。加えて、その要員を新規事業に振り向ければ得られたはずの利益を機会費用として継続案の側に足すと、比較の形が変わることがある。
試験での引っ掛け
「ここまで投じたのだから続ける」という理屈はコンコルド効果と呼ばれる典型的な誤り。逆に、遊休設備や手空きに見える要員を使う案を費用ゼロと見積もるのも、機会費用を無視した過小評価である。どちらも同じ一組の考え方から出てくる誤りとして押さえる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。