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リアルオプションとは?りあるおぷしょん

リアルオプションとは、不確実性の高い投資について、状況を見てから「拡大する」「延期する」「撤退する」と選べる余地そのものに価値があるとみなし、その柔軟性を金融オプションの考え方で金額に換算する評価手法。段階を踏んで投資する案件では、通常のDCF/NPVでは拾えない価値を捕捉できる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

ITストラテジスト試験の頻出用語/午前II

別名:Real Options

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背景

NPVは将来のキャッシュフローを一本の見通しに固めて割り引くため、途中でやめる・広げるという経営者の判断を計算に入れられない。その結果、読みにくい案件ほど割引率を上げて評価が下がり、機会の大きい新規事業ほど却下されるという偏りが生じていた。金融オプションの評価理論を実物資産への投資へ持ち込み、判断を先送りできること自体を価値として測れるようにしたのがリアルオプションになる。

具体例

製薬企業が第2相試験までの費用を先に投じ、結果を見てから第3相へ進むか中止するかを決める形は、追加投資の権利を買っている構図にあたる。ITでは、まず1事業部にSaaSを導入し、効果が確認できたら全社契約へ移れる条件を契約段階で確保しておく進め方が近い。

試験での引っ掛け

不確実性を一律に減点要因として扱う従来のNPVとは、発想の向きが逆になる。撤退や延期ができる限り下振れは限定され、上振れだけを取れるため、不確実性が大きいほどオプション価値は高まる。ただし価値が生じるのは実際に途中でやめる・広げる決定ができる場合だけで、一括発注で後戻りできない契約にすると、この価値は消える。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 不確実性を一律に減点要因として扱う従来のNPVとは、発想の向きが逆になる。