ガス消火設備とは?がすしょうかせつび
ガス消火設備とは、二酸化炭素や窒素などのガスを放出し、酸素濃度を下げて燃焼を抑える消火設備。水や泡を使わないので機器を濡らさずに済み、サーバルームや電気室のように水損の被害が消火の被害を上回る施設で採用される。消防法上は不活性ガス消火設備などとして、設置と定期点検の対象になる。
最終更新:2026-10-06
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通電中の電気設備にスプリンクラーを働かせると、火は止まっても機器と記録媒体はまとめて失われる。消火の手段そのものが事業継続の妨げになるという矛盾を、消す媒体をガスに替えることで避けた。データセンターの設備要件として問われるのは、消火の性能ではなくこの資産保全との両立の側面。
具体例
不活性ガスを用いる方式や、常温で速やかに気化する薬剤を使う方式が製品化されており、能美防災やホーチキといった防災設備メーカーがサーバルーム向けに供給している。火災を検知すると警報を鳴らし、退避の時間を置いてから放出する。
試験での引っ掛け
酸素濃度を下げる方式は在室者にとって危険で、放出前の警報・退避誘導・遅延放出と手動起動の停止手段が前提として要る。「水損を避けられる」という利点だけを根拠に選ばせ、人の安全側の要件を落とした選択肢が誤りになる。消防法上の設置・点検の義務も設備側の管理範囲に入る。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
サーバルームのように、散水による消火では甚大な水損が発生するおそれがある施設に設置される消火設備であって、二酸化炭素などを消火剤に用いて酸素濃度を下げて消火する…
正解:不活性ガス消火設備
要点:不活性ガス消火設備は酸素濃度を下げて消火し水損を生まない
不活性ガス消火設備は、二酸化炭素や窒素・アルゴンなどのガスを放出して酸素濃度を下げ、窒息作用で消火する設備である。水や薬剤による汚損がないため、サーバルームや電気室など水損・汚損を避けたい場所に適する。ハロゲン化物消火設備もガス系だが、こちらは燃焼の連鎖反応を止める負触媒(抑制)作用が主体である点が異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。