RLO(目標復旧レベル)とは?あーるえるおー
RLO(目標復旧レベル)とは、復旧させたとき、機能や処理能力をどの水準まで戻すかの目標。全機能を全性能で即座に戻す構えは費用が跳ね上がるため、優先度の高い業務に絞り、性能も落とした状態でまず立ち上げる合意を先に作っておく。RTO・RPOと並べ、復旧の合意を三つの軸で表すうちの一つに当たる。
最終更新:2026-10-06
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復旧の議論は「いつまでに戻すか」だけで進めると、暗黙のうちに全機能・全性能の復旧が前提になり、代替設備の見積りが本番と同規模になる。戻す範囲を交渉可能な変数として切り出したことで、費用と業務要求の折り合いを平時に付けられるようになった。SMでは三つの目標の使い分けとして問われる。
具体例
「復旧直後は受注入力と在庫照会の二機能だけを、通常の50%の処理能力で提供する」と決めておけば、代替センタに用意すべき機器の規模がその水準で確定する。
試験での引っ掛け
三つの目標は測っている軸が違う。RTOは「いつまでに」という時間、RPOは「いつの時点のデータまで」という過去への遡り=データ損失の許容量、RLOは「どの水準まで」という機能・能力を指す。RTOとRPOは障害発生時点を挟んで向きが逆で、RLOを復旧時間の目標と読ませる選択肢が定番の誤り。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問5(IPA)
サービスマネジメントにおいて、中断したサービスを復旧させるときの目標を定めた指標に、RPO(目標復旧時点)、RTO(目標復旧時間)及びRLO(目標復旧レベル)が…
正解:サービスの中断から1日以内に、中断発生時点に提供していた基幹サービスと付帯サービスのうちの基幹サービスを復旧する。
要点:RTO=いつまでに、RLO=どこまで、RPO=いつの時点のデータまで
RTOは中断からどれだけの時間で復旧させるかという時間の目標、RLOはどの水準・範囲までサービスを戻すかという内容の目標である。「1日以内に」がRTO、「基幹サービスを復旧する」がRLOに当たり、両者を定めた例になっている。RPOはどの時点のデータまで戻すかという目標なので、「〜時点の状態に復旧」という表現はRPOである。
出典・参考
公式シラバスの2 サービスマネジメントシステムの計画及び運用 > 2-9 サービス保証 (1) サービス可用性管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。