複合機・プリンタのセキュリティとは?ふくごうきぷりんたのせきゅりてぃ
複合機・プリンタのセキュリティとは、印刷・複写・スキャン・ファクスを兼ねる事務機器を、情報資産として管理すること。内部の記憶装置には処理した文書の画像が残り、ネットワーク経由で設定変更や機能利用もできるため、設置場所、認証印刷、通信の制限、廃棄・返却時のデータ消去が管理の要点になる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
複合機は「事務用品」として扱われがちで、サーバや業務端末を対象にした資産台帳や脆弱性管理の枠から外れやすい。しかし実体は記憶装置とOSとネットワーク機能を備えた機器で、社内文書がそのまま蓄積されていく。初期設定の管理者パスワードのまま運用される、リース満了で内部データごと社外へ返却される、といった経路は他の機器にない特有の弱点である。
具体例
社員証をかざすまで印刷を開始しない認証印刷(プルプリント)にすれば、出力紙が共用機に放置されて見られてはいけない書類が露出する事態を防げる。リース満了で機器を返却する際は、内部記憶装置のデータ消去証明書を業者から受け取る手順を定めておく。IPAも、インターネットに直結した複合機からの情報漏えいに注意喚起している。
試験での引っ掛け
周辺機器という扱いのまま資産台帳から漏らさない。記憶装置とネットワーク機能を持つ情報資産であり、初期パスワードの変更、ファームウェア更新、不要な機能の停止の対象になる。特に廃棄やリース返却時の残存データは見落とされやすく、機器が社外に出た後では回収できない。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問49(IPA)
A社は、放送会社や運輸会社向けに広告制作ビジネスを展開している。A社は、人事業務の効率化を図るべく、人事業務の委託を検討することにした。A社が委託する業務(以下…
正解:B業務に従事する従業員が、攻撃者からの電子メールを複合機からのものと信じて本文中にあるURLをクリックし、攻撃者が用意したWebサイトにアクセスしてマルウェア感染する。その結果、A社の採用予定者の個人情報が漏えいする。
要点:公開された初期設定は複合機を装う偽メールに悪用される
複合機が送るメールの差出人・件名・本文・添付ファイル名が初期設定のまま固定で、その初期設定はベンダーのサイトで公開されている。つまり攻撃者は本物そっくりの偽メールを容易に作れる。従業員がそれを複合機からの通知と信じて本文中のURLを開けば、悪意あるサイトへ誘導されマルウェアに感染し、預かった個人情報の漏えいにつながる。
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問53(IPA)
A社は、高級家具を販売する企業である。A社は2年前に消費者に直接通信販売する新規事業を開始した。それまでA社は、個人情報はほとんど取り扱っていなかったが、通信販…
正解:(二),(七)
要点:共連れは認証強化でなく注意喚起と相互牽制で抑える
共連れは、認証済みの人に続いて未認証の人が入室してしまう人的な問題であり、認証方式を強化しても入室そのものを止められない。有効なのは、共連れの危険を知らせて意識づけを行うことと、見かけた際に従業員同士で注意し合うことである。年1回の映像確認では抑止も発見も遅く、アンチパスバックの導入場所も対象エリアと異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。