ICカードとPINとは?
ICカードとPINとは、ICカード(所持要素)とPIN(暗証番号、記憶要素)を組み合わせた認証方式。カードだけ盗まれてもPINが分からなければ不正利用されにくく、逆にPINだけ知られてもカードがなければ利用できない。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2026年度)。
アイシーカードとピン
ICカードとPINの意味
ICカード(所持要素)とPIN(暗証番号、記憶要素)を組み合わせた認証方式。カードだけ盗まれてもPINが分からなければ不正利用されにくく、逆にPINだけ知られてもカードがなければ利用できない。
ICカードとPINの具体例
社員証ICカードとPINでオフィスの入退室管理を行うシステムでは、カードとPINを別々の経路で本人に配布し、両方が同時に第三者へ渡るリスクを下げる。
ICカードとPINは試験でどう引っ掛けられる?
カードとPINを同じ経路(同じ封筒など)で配布すると、その経路の漏えいで両方が同時に奪われてしまうため、必ず別経路で配布する。
ICカードとPINと関連する用語
ICカードとPINが出た過去問
ICカードとPINを用いた利用者認証における適切な運用はどれか。
正解:PINは、ICカードの配送には同封せず、別経路で利用者に知らせる。
要点:所持と記憶の二要素は経路を分けて渡すのが原則
ICカードとPINの組合せは「所持」と「記憶」による二要素認証であり、カード本体とPINが同時に第三者の手に渡らないよう分離して管理することが原則である。したがってカードを郵送する場合、PINを同封せず別経路で通知するのが適切な運用となる。カードとPINが一緒に盗まれれば二要素の意味が失われ、単なる一要素認証に成り下がる。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問1(IPA)2要素認証に該当する組はどれか。
正解:ICカード認証、指紋認証
要点:2要素認証は知識・所持・生体のうち異なる2種類を組み合わせる
2要素認証は、記憶(知識)・所持・生体という異なる種類の認証要素を2つ組み合わせるものである。ICカードは所持、指紋は生体にあたるため、種類の異なる2要素の組合せとなる。
出典:平成28年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問18(IPA)楕円曲線暗号の特徴はどれか。
正解:RSA暗号と比べて、短い鍵長で同レベルの安全性が実現できる。
要点:楕円曲線暗号はRSAより短い鍵長で同等の安全性を得られる
楕円曲線暗号は、楕円曲線上の離散対数問題の難しさを安全性の根拠とする公開鍵暗号方式である。RSAと同じ強度をより短い鍵長で実現できるため、鍵や署名のサイズが小さく、処理負荷や通信量を抑えられる。ICカードやモバイル機器など資源の限られた環境で広く使われている。
出典:令和1年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問27(IPA)A社は、高級家具を販売する企業である。A社は2年前に消費者に直接通信販売する新規事業を開始した。それまでA社は、個人情報はほとんど取り扱っていなかったが、通信販…
正解:(二),(七)
要点:共連れは認証強化でなく注意喚起と相互牽制で抑える
共連れは、認証済みの人に続いて未認証の人が入室してしまう人的な問題であり、認証方式を強化しても入室そのものを止められない。有効なのは、共連れの危険を知らせて意識づけを行うことと、見かけた際に従業員同士で注意し合うことである。年1回の映像確認では抑止も発見も遅く、アンチパスバックの導入場所も対象エリアと異なる。
出典:令和4年度 s 情報セキュリティマネジメント試験 kamokuAB 問53(IPA)A社は、従業員300名の専門商社であり、機密性の高い情報も取り扱っている。最近、A社は、駅前のBビルの6階に移転した。6階にはA社だけが入居している。Bビルの2…
正解:a1=(二)、a2=(三)
要点:入館証は1回限り、階の移動は認証とアテンドで制限する
課題1は、捨てられた入館証が再利用できてしまう点にあります。入館証を1回限り有効な設定に変えれば、使用済みのものを拾っても通過できなくなります。課題2は、入館できさえすれば平日の昼間はエレベーターで任意の階に行けてしまう点なので、平日昼間もエレベーターでBカードを要求し、来訪者は入居企業の従業員がアテンドする運用に変えることで、無関係な階への移動を防げます。
出典:令和8年度 (公開問題) 情報セキュリティマネジメント試験 kamokuAB 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。